名古屋大学プロジェクトギャラリー「clas」

home > programs > 2012

programs / 展覧会のご案内

2012年12月18日[火] - 12月18日[金] 10:00 - 18:00(土日休み・最終日は17:00まで)

八嶋有司展「formless works」

「formless works」は,文房具店や本屋などにある筆記具の試し書き用のメモを様々な場所や地域からサンプリングし,そのメモに残された筆跡を抜き取る手法で作品を制作しています.それら抜き出した筆跡をアクリルやネオン管に置き換えることで,通常ゴミとして扱われるような無価値なメモを価値のあるものへと変換しています.
「formless works」は,まったく無意味で無価値なものを価値のあるものへと変換する,そのシステムそのものを作品として成り立たせています.

詳細 / detail

2012年12月4日[火] - 14日[金] 10:00-18:00
(土日休み・初日は16:30より/最終日は17:00まで)

Anidiamo作品展

今年度のAndiamoの展示は-多面体の贈りもの-のテーマのもと,星形多面体のランプシェードを中心に,従来のパーツをアレンジしたランプやオブジェなど,さらにバリエーションに富んだ作品で,クリスマスのこの時期に,少しだけあたたかな空間を提供できたらと思います.是非,ご高覧ください.

詳細 / detail

2012年11月20日[火] - 11月30日[金] 10:00-18:00(土日祝休み・最終日は17:00まで)

designVision

1989 年の日本はバブル経済の真っ只中にあり,過熱した消費社会に席巻されていました.世界に目を向けると,その年のベルリンの壁崩壊を皮切りに冷戦は終結を迎え,各国の情勢がめまぐるしく移り変わる,時代の大きな分岐点でもありました.
デザインの領域においても,特異で複雑な文脈の上に名作といわれる多様なプロダクトが生まれています.
今回,「designVision」では,1989 年ごろにデザインされ,今日でも変わらず受け入れられている製品の数々を集め,「clas」という部屋に展示しました.
この展示では,その時代に生まれた学生をはじめ,来場者からフィードバックをとり,リテラシー研究に役立てます.

詳細 / detail

2012年11月12日[月] - 11月16日[金] 10:00-18:00(土日休み・最終日は17:00まで)

一枚の紙から ~折り紙の「使う」「遊ぶ」「飾る」~

名古屋大学留学生センターでは,世界の言語・文化を知るワークショップを行い,様々な文化背景を持つ参加者が,互いを理解し,学び合い,そして自己を表現する機会を提供しています.
今回,これまでのワークショップや,学内で10年以上継続している折り紙教室(折り紙国際交流 白ゆり会主宰)を通してできあがった,多国籍の参加者,折り紙講師たちの作品を展示します.
折り紙の「遊ぶ」「使う」「飾る」の3つの要素を楽しみ,1枚の紙が織りなす色,形から,四季,風物,作者の気持ちなど,様々なことを感じていただきたいと思います.

詳細 / detail

2012年10月30日[火] - 11月09日[金] 10:00-18:00(土日祝休み・最終日は17:00まで)

丹羽誠次郎展

丹羽誠次郎は絵画の限界部分と人間の視野の端をテーマとした写真および立体作品を制作し,名古屋を中心に発表を行ってきた作家です.
clasでは2007,2009につづき3回目となる今回の発表は平面の新作を中心に構成される予定です.

詳細 / detail

2012年10月16日[火]-10月26日[金] 10:00-18:00(土日祝休み・最終日は17:00まで)

尾野訓大展

深夜の暗闇の風景を長い時間を使って,写真に写す作品を制作してきた.
今回は日中の強い自然光を減らした深夜にかすかな人工光の中にできる影と人工的に積まれた山をモチーフに,自然と人工があいまいにだんだんとまじり合う時間をうつしだした.

詳細 / detail

2012年10月02日[火] - 10月12日[金] 10:00-18:00(土日祝休み・最終日は17:00まで)

sequence

情報メディアに関わる4人のインタラクティブ展.
私たちは一瞬一瞬の連続の中に生きている.
普段その「一瞬」はあまり気に留められることはない.
だが,時に人は「一瞬」に永遠を感じたり,果てしないときを「一瞬」に感じたりする.
人の動作を感知するセンサーを用いて,映像に反映させることで視覚的に時間を体感させる.
時間の流れの中に自分が存在することを改めて意識し,「時間」について考えるきっかけを提供する.

詳細 / detail

2012年07月24日[火] - 08月03日[金] 10:00‐18:00(土日祝休み・最終日は17:00まで)

「せんをひくことそれをすること」

名古屋芸術大学アートクリエイターコースと版画コースの学生,そして名古屋大学の学生が版画工房で制作した作品を展示します.
普段本を読み字を書く名大生が,線を引くことを意識しそれを刷ることをどう感じるのでしょうか. 芸大生は「線を引くこと=作品を作ること」ではない学生からどんな刺激を受けるのでしょうか.
プレス機を通した制作・交流のなかで「せんをひくことそれをすること」について考えます.

詳細 / detail

2012年07月11日[水] - 07月20日[金] 10:00‐18:00(土日祝休み・最終日は17:00まで)

Appreciation 2

長尾浩幸さんと宮田嵩士さんの二人展を開催します.長尾さんは,80年代より,絵画と写真,映像といったメディアを横断しながら,生活の様々な場面をモチーフに作品を発表しています.宮田さんは,旅をテーマに,絵画のマチエールに関心をもちつつ,作品を制作してきました.昨年10月の「Appreciation」に引き続き,今回も観客が鑑賞する際の行為を測定します.そこで得られたデータとアンケート,インタビューを分析し,鑑賞サポートについて考察しようというものです.

詳細 / detail

2012年06月26日[火] - 07月06日[金] 10:00-18:00(土日はお休み,最終日は17:00まで)

「モ ツモレバ」展

今,私たちのまわりで起きている出来事は,小さな積み重ねでできている.
ひとりの身勝手が集まって,世界を揺るがす問題を生む.ひとりの優しさが集まって,世界を救う原動力を生む.ひとつひとつの力は小さくとも,それがたくさん積もれば大きな力となることがある.
この作品展では,普段,私たちをとりまく環境の中にある,見落とされがちな小さな力を見つけて,掬いあげて,集める.いくつも集められたモノたちは,大きな気づきを与え,日常をよく見るきっかけを生む.

詳細 / detail

2012年06月09日[土] - 06月22日[金] 10:00-18:00(土日はお休み,最終日は17:00まで)

思いをまとうプロジェクト 表現から始まる支援 nœud

このプロジェクトは日本とフランスの若いアーティストが,彼女ら彼らの作品を通して東日本大震災復興支援に参加することを目的とし,同時にアートを通じた人々の交流の場を設けることを目指しています.
日仏のアーティストは,フランス語で「結び目」を意味する「nœud(ヌゥ)」というテーマをもとにTシャツという形で作品を制作しました.Tシャツは様々な人の手に渡り,それを着ることでメッセージが伝えられてゆきます.
3月,フランスでは日本で集まった作品を展示しました.今回「clas」ではフランスからの作品を展示します.

詳細 / detail

2012年05月28日[月] - 06月08日[金] 10:00-18:00 (土日はお休み,最終日は17:00まで)

プロジェクトギャラリー「clas」5周年企画展覧会「clas 5 - 2」

詳細 / detail

2012年05月15日[火] - 05月25日[金] 10:00-18:00 (土日はお休み,最終日は17:00まで)

プロジェクトギャラリー「clas」5周年企画展覧会「clas 5 - 1」

名古屋大学に,2007年の5月プロジェクトギャラリー「clas」が開設されて5年が経ちます.この間,「clas」での展覧会をはじめ,芸術充実プロジェクト「アートクラス」など,多くのプログラムがおこなわれてきました.今年度からは「基礎セミナー」として,制作の授業も開講されています. 教養教育院では,「clas」5周年企画として,芸術文化活動に長年たずさわってこられたゲストを招いてのレクチャーとシンポジウム,そして芸術系の授業を担当されている講師らによる作品と関連する資料を二回にわたって展示いたします.ぜひおこしください.

詳細 / detail

2012年05月07日[月] - 05月11日[金] 10:00-18:00(土日はお休み,初日は13:00から,最終日は17:00まで)

「映像を作る、ということを哲学する—その2。」

「映像を作る,ということを哲学する」という名のもとに行われるこの実験は,イメージが作られる過程・意味が作られる過程に注目しながら,皆さんと一緒に考えたい,というものです.それは,
(1)小難しく言えば,映像なるものを哲学的に問いながら,哲学なるものを映像を介して問い返す,ある種のメタ哲学的実験であり,
(2)簡単に言えば,映像を作って,見る,というとても当たり前のことをカッコつけてみせる試みです.

詳細 / detail

2012年04月17日[火] - 04月27日[金] 10:00-18:00(土日はお休み,最終日は17:00まで)

名古屋大学写真部春展

今回で三回目となる,名古屋大学写真部による「clas」での写真展です.名古屋大学写真部では,写真への取り組み方は部員によって異なり,白黒写真を撮影し,自分たちの手で現像・プリントする者,デジタル写真をメインに撮る者と様々です.本展示では部員たちの「起きてから寝るまで」の写真をひとつの作品として展示します.

詳細 / detail

2012年04月05日[木] - 04月13日[金] 10:00-18:00(土日はお休み,最終日は17:00まで)

Invitation au Voyage

近年「若者の海外離れ」という言葉をよく耳にします.そこで今回は,ボードレールの散文詩「Invitation au Voyage(旅への誘い)」にならって,名古屋大学の教職員・学生らが海外滞在中に撮影した写真を展示します.旅に出ることのおもしろさ,海外滞在での発見を,写真を通して感じていただき,海外旅行や海外留学への刺激となればと思います.

詳細 / detail

2012年03月23日[金] - 03月30日[金] 10:00-18:00(土日はお休み,最終日は17:00まで)

Seto CG Kid's Program −デジタル絵本展

【Seto CG Kid's Program】は,瀬戸市,エンターテインメント企業,大学などが協同でコンテンツ制作を行い,子どもたちがプロの制作現場に触れる機会を作り,モノ作りとしてのデジタルコンテンツの面白さを体験するものです.今回は,子どもたちが制作したデジタル絵本と,その物語に登場する陶器のキャラクターやイラストを展示します.

詳細 / detail

2012年02月28日[火] - 03月02日[金] 10:00-18:00(最終日は17:00まで)

名大附属高校 美術部 卒業展「十代の造形 美術への一歩」

 今春,名大附属高校を卒業する美術部員10名による作品展を行います.
美術の入り口に立った10代後半の若者がどんな感性で美をとらえ,どのような思いで制作したのかを味わってみてください.
若々しいバイタリティーとその世代が持つ感性に触れていただけたらと思います.

詳細 / detail

2012年02月15日[水] - 02月22日[水] 10:00-18:00(土日はお休み)

ALart_2012

2007年4月21日18時16分、有田教授から人工生命ラボラトリメンバーに送られた電子メール『ヌーベル・アラート07 NouvelAL-Art 07』には「Artificial Life」と「Art」に関する構想が3000字にわたり綴られていた。本展示はその意志を継ぐものであり、メールに記された構想とその実践を示す。

詳細 / detail

2012年01月16日[月] - 01月13日[月] 10:00-18:00(土日はお休み,初日は13:00から.最終日は17:00まで)

IMaC CAMERA 4

昨年に引き続き「IMac CAMERA4」展を開催します.IMacとは,名古屋大学教養科目「情報メディアとコミュニケーション」の英語名であるInformation Media and Communicationの略です.授業では写真というもののヴィジュアルを通じてお互いの意見及び感想の交換を行ってきました.展示は受講生による写真で構成されたものです. メディアがもたらす可能性と課題,そして情報社会におけるコミュニケーションについて考えながら,ご覧頂ければと思います.

詳細 / detail

2012年01月06日[金] - 01月12日[木] 10:00-18:00(土日祝日はお休み,初日は13:00から.最終日は17:00まで)

「ならんでいる」ということについての研究


●   ● ●  ●


 ここに4つの点がならんでいるのが見えると思います。私たちの意識は、容易にこの「4つの点」の存在を捉えることができるはずです。しかし、その一方で、これらが「ならんでいる」という事実の方に、意識を向けることはなかなかしないのではないでしょうか?。でも、もし、これらがならんでいない状態にあったとしたなら、そもそも、私たちはこれらの「4つの点」を知覚したでしょうか。ならんでいるとは、どういうことなのでしょう。もしかしたら、今だって、この文章が読めているのも、文字が「ならんでいる」からだったりするのかもしれません。
 この展覧会は、『ならんでいる』というなかなか考えることのできないことについて、私たちホモ・サピエンスの道具研究会が、のんびりと続けているリサーチの展示です。これまで集めた、いくつかの資料といくつかの発見をならべてみたいと思います。

詳細 / detail