授業実施方法

学年と学期

本学の学年は,4月1日に始まり,翌年3月31日に終わります。この1年間を春学期(4月1日から9月30日まで)と,秋学期(10月1日から3月31日まで)とに分けた上で,さらに各期の授業期間を2つに分け,前半を春1期・秋1期,後半を春2期・秋2期とし,セメスター(2学期)に加え,クォーター(4学期)で授業が実施できるように学期を設定しています。セメスターの授業については15週分,クォーターの授業については8週分の授業を行います。


1学年 春学期 4月1日〜9月30日
秋学期 10月1日〜3月31日

なお、各学部が開講する学部科目に関しては、それぞれの学部の事情により、一部異なる日程が組まれることもあるので、注意してください。

修業年限は、通常4年間(医学部医学科は6年間)なので、この間に8つの学期(医学部医学科は12の学期)が含まれることになります。この学期を入学年度の春学期から、順次、通し番号をつけて次のように呼びます。

なお、期の順番を表す数字は常にローマ数字を使用します。


1年次 春学期 Ⅰ期
秋学期 Ⅱ期
2年次 春学期 Ⅲ期
秋学期 Ⅳ期
3年次 春学期 Ⅴ期
秋学期 Ⅵ期
4年次 春学期 Ⅶ期
秋学期 Ⅷ期

休業日

授業を行わない日を休業日といいます。本学の休業日は、次のとおりです。ただし、休業日であっても、教育上必要がある場合には、授業を行うことがあります。


定期的なもの 1日限りのもの
  • 日曜日
  • 土曜日
  • 国民の祝日に関する法律に規定する休日
長期のもの
  • 夏季休業
  • 冬季休業
臨時的なもの
  • 名大祭など

授業時間

本学の授業時間は、通常2時間(実時間90分)連続して行われます。ただし、物理学実験、化学実験、生物学実験、地球科学実験などのように4時間(実時間180分)連続の授業もあります。

各授業の始めと終わりは、次のようになっており、その日の最初の授業から次のように、順次、番号を付けています。この授業時間は、1年間を通じ、また、全ての学部に共通して定められています。

なお、4時間(実時間180分)連続の授業は、二つの時限にわたる授業です。


第1時限 8:45〜10:15
第2時限 10:30〜12:00
第3時限 13:00〜14:30
第4時限 14:45〜16:15
第5時限 16:30〜18:00

授業形式と単位制度

授業科目は、授業の形態により次の授業形式に分けられます。

また、大学では、学生の学修を数量的に表示するために単位制度が採られており、本学の教育課程を修了するためには、各学部ごとに定められた履修基準に従って、所定の全学教育科目及び学部科目の単位を修得しなければなりません。


授業形式

上の表のPDF形式はこちら

※どの授業科目がどの単位数になるかは授業科目で確認すること。

成績評価基準(2020年度入学者から)

(1)成績評価及び評価基準等

成績評価は,授業科目によって6段階評価(A+,A,B,C,C-,F)又は2段階評価(P,NP)のいずれかが用いられます。不合格の場合は単位を修得できません。
評価記号等に対応する評価基準等は次のとおりです。


評価基準等

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(2)成績証明書等への評価の記載の有無

成績証明書においては,6 段階評価,2 段階評価及びTにより評価された修得科目が記載され,F,NP及びWとなった授業科目は記載されません。
修得科目確認表においては,修得科目及び当該学期にF,NP及びWとなった授業科目が記載されます。

(3)100点満点による評価を記号による評価に換算する場合の標準的方法

授業科目によっては,100 点満点による評価を行った上で 6 段階評価に換算する場合があり,その場合の標準的な方法は次のとおりです。ただし,この換算表によらない場合がありますので,個々の授業科目のシラバスを確認してください。


6段階評価への換算表

上の表のPDF形式はこちら


(4)GPA制度

本学では,学生の自律的な学修の促進及び成績評価の国際通用性を高めるための方策の一環として,グレード・ポイント・アベレージ(履修科目の成績の平均値。以下「GPA」という)制度を導入しています。

① 評価記号とGP の対応
グレード・ポイント(各評価に与えられる数値。以下「GP」という。)は,次のとおり変換します。GP は学部学生のみ適用し,大学院学生には適用されません。したがって,GPA は学部学生のみ算出しています。

評価記号とGPの対応
 

上の表のPDF形式はこちら


② GPAの種類及び算出方法
GPAは,当該学期における学修の状況及び成果を示す指標としてのGPA(学期GPA)及び在学中における全期間の学修の状況及び成果を示す指標としてのGPA(累積GPA)の2種類があり,計算式は次のとおりです。算出された数値に小数点以下第2位未満の端数があるときは,これを四捨五入します。

GPA

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③ GPAへの算入・不算入

  • 卒業要件に関わる授業科目を算入します。
  • 随意科目及び教職科目等の卒業要件に関わらない授業科目は算入しません。
  • P,NP,T及びWをもって評価された授業科目は算入しません。
  • 再履修した授業科目のGPAの取扱い
    • Fの評価を受けた授業科目を再度履修してA+,A,B,C又はC-の評価を受けた場合には,Fの評価は累積GPAに算入しません。
    • Fの評価を受けた授業科目を再度履修してFの評価を受けた場合には,Fの評価は,累積GPAに複数回算入しません。
    • Fの評価を受けた後に,検定試験の成績による単位認定等によりTの評価を受けた場合には,Fの評価は累積GPAに算入しません。
    • 単位を修得した授業科目を再度履修してA+,A,B,C,C-又はFの評価を受けた場合には,再度履修した授業科目の評価は,GPAに算入しません。
    • 以上の場合において,重複して履修することが認められている授業科目は,この限りではありません。

④ GPAの表示
GPAは各学期末の修得科目確認表に,学期GPA及び累積GPAが記載されます。
成績証明書には累積GPAが記載されます。


授業科目

授業科目についてはこちら(PDF)をご覧ご覧下さい。

コースナンバリング・コードの意味はこちら(PDF)をご覧下さい。


試験と成績

全学教育科目の試験に関する一般的注意事項は、次のとおりです。

  • 原則として、各学期末に学期末試験を行います。
  • 試験は、筆記試験を行うことを原則としますが、筆記試験の代わりに、レポート提出、口述試験、実験報告などによることもあります。
  • 試験を受ける際は、机上に学生証を提示しなければなりません。
  • 試験の際、20分以上遅刻すると、試験室に入ることが許可されません。

    なお、受験している試験室からの退出が許可されるのは、試験開始後30分以上経過してからです。ただし、試験終了前の5分間は、退出が許可されません。

    また、退出した場合は、他の受験者の迷惑にならないよう静粛にしてください。

  • 試験時間は、すべて標準電気時計又はそれに合わせた監督者の時計によります。
  • 試験の際、不正行為を行ってはいけません。

    万一、不正行為のあったときは、教養教育院の議を経て、所属する学部長に通知するものとし、各学部の教授会は、「名古屋大学学生の懲戒等に関する規程」により、何らかの措置(当該学生の当該学期に認定される授業科目の単位をすべて無効とする等)を決定します。


不正行為について

授業・試験等における不正行為は断じて許されることではありません。授業の際の小テスト,レポート及び学期末試験等における不正行為を絶対行わないでください。 万一不正行為があった場合は,事実関係を調査したうえで,「名古屋大学学生の懲戒等に関する規程」に基づき,措置され,退学・停学・訓告処分が科せられることがあります。 また,当該科目に止まらず,当該学期において修得した全授業科目の単位が不認定となり,事実上留年になります。

不正行為は期末試験,レポート提出期限,成果発表などの日が迫っているのに準備が追いついていない場合に起こしやすいとされています。 良い成績を取りたい,単位を落としたくないといった気持ちが先走り,いわゆるコピペやカンニングに走ったり,不完全な引用・参照が行われたりするのです。 不正行為は,学生としての本分に反する行為であり,不正行為によって多大な不利益を被るのは自分自身であることをよく認識し,以下のことを心掛けたうえで授業や試験に臨んでください。

  • 試験時は答案作成に許可されたもの以外は,机上・机中や椅子上に置かず,かばんの中に入れ,かばんは口を閉めて足下等に置くこと。
  • ウェアラブル端末,下敷きは使用しないこと。
  • 携帯電話・スマートフォンは電源を切り,かばんの中に入れること。
  • レポート等の作成に際して,インターネット等からのコピー&ペーストや他人の著作物の盗用を行わないこと。
  • 調査・実験等において各種データの捏造・改ざんを行わないこと。
盗 用:他人の研究内容又は文章を適切な手続きを経ることなしに流用すること
捏 造:データ又は実験結果を偽造すること
改ざん:研究試料・機材・研究過程に操作を加え,又はデータ若しくは研究成果を変え,若しくは省略することにより研究内容を正しく表現しないこと

引用:「良識をもって学問をしよう!」高等教育研究センター


自然災害等に伴う授業及び学期末試験の取扱い

台風等または地震による災害が発生した場合、もしくは発生のおそれがあり警報等の情報が発表された場合の全学教育科目の授業及び学期末試験(追試験及び再試験を含む。以降「授業等」という。)の対応は次のとおりです。

名古屋市内に台風等を伴う暴風警報あるいは各種特別警報が発表された場合

台風等に伴い名古屋市に暴風警報、あるいは各種特別警報が発表された場合は、これらの警報発表後に開始される授業等は休講となります。ただし、これらの警報が解除された場合の授業等の実施については、別表のとおりです。

別表 暴風警報・各種特別警報解除後の授業の実施

警報解除時刻 授業開始時限
6:45まで 第1限
以後11:00まで 第3限

注意事項等

  • 暴風警報が発表された際、既に大学に登校している場合は、経路の安全を確認し、危険な状況になる前に帰宅してください。
  • 登校途中に暴風警報が発表された場合は、登校せず、帰宅してください。
  • ICTによる遠隔授業等は原則として休講になりません。この場合は講義のホームページやTACT等開講状況を確認してください。
  • また、随時更新される以下の気象庁ウェブサイトを確認してください。

    http://www.jma.go.jp/en/warn/329_table.html

地震・火災が発生した場合

授業等の実施中に地震等が発生した時は、地震等の規模や周りの状況を冷静に判断し、まず身の安全を図ってください。その後、授業等を速やかに中断し、授業担当教員の指示に従って、指定された一次避難場所へ避難してください。避難後は、大学(教養教育院)の指示に従ってください。

「南海トラフ地震臨時情報」が発表された場合

2019年5月31日から「南海トラフ地震臨時情報」が発表されることになりました。この情報が発表された場合の対応は,国や地方自治体でも検討中ですが,授業の実施や帰宅などについては大学の指示に従って行動し,あわせて各自で情報収集に努めて安全を確保してください。なお,対応方針については今後追加・変更される可能性がありますので,注意してください。

その他、災害が発生した場合、もしくは発生のおそれがある場合

上記以外の場合において、授業等を実施することが困難であると判断されるときは、教養教育院において休講措置等の情報を名古屋大学ポータル等により通知します。

代替措置

上記により中止となった場合の授業等の代替措置実施期日は、名古屋大学ポータル等により通知します。


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