●本授業の目的およびねらい
本授業科目は,自然科学系分野の学問体系を認識するとともに,自主的判断能力を培うことが目的である。 この授業では、現代科学技術における重要な基礎分野である電磁気学の基本概念と手法、および、その数学的な取り扱いについても解説する。電磁気学を直接必要としない分野の学生にとっても自然科学を学ぶための重要な基礎となる。 この授業では、真空中の電磁気学の基本概念と手法について理解できること、それらを応用するための基礎学力を身につけることを目標とする。
|
●履修条件あるいは関連する科目等
(1)電磁気学Iを履修していること。 (2)ベクトル解析の初歩に慣れていること。特にベクトルの勾配、発散、回転の概念を多用する。
|
●授業内容
以下の項目を中心に学習する
1. ベクトル解析の復習 2. マックスウェル方程式 3. 静電場・静磁場の復習 4. 電磁誘導 5. インダクタンス 6. 真空中の電磁波
|
●成績評価の方法
・期末試験とレポート課題により評価する。基礎的な電磁気学の問題を正しく扱えることを合格の基準とし、高度な問題への取り組みを成績に反映させる。 ・学期途中で履修の意思がなくなった場合,履修取り下げ届を提出する必要がある。
|
●教科書
「マックスウェル方程式から始める電磁気学」小宮山進・竹川敦共著、裳華房 ISBN:978-4-7853-2249
|
●参考書
「単位が取れる電磁気学ノート」橋元淳一郎著、講談社サイエンティフィク(ISBN:978-4-06-154453-6) 「電磁気学ビギナーズ講義」天野浩監修、培風館(978-4-563-02521-2) 「詳解電磁気学演習」後藤憲一、山崎修一郎共編、共立出版(978-4-320-03022-0)ほか
|
●注意事項
教科書の予習を行うこと。レポート課題は成績評価だけでなく理解度・習熟度の自己確認の目的があるため積極的に取り組み、十分に復習に反映させること。
|
●本授業に関する参照Webページ
|
●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
電磁気学Iの内容については、十分な復習をしておいてください。 Purpose of this class: This class covers fundamental concept and basic scheme for electro maginetics in vacuum.
|