2020年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20200025228

●科目区分
理系基礎科目(理系)

●科目名
生物学基礎Ⅱ
●主担当教員名
清水 貴史

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅱ期
金・2
●対象学部
情(自然)



●本授業の目的およびねらい

本授業科目は,自然科学系分野の学問体系を認識するとともに,自主的判断能力を培うことが目的である。
本授業では、分子遺伝学や分子生物学について基本的な内容を理解する。さらにこれらに知識の応用と発展(バイオテクノロジー、がん、免疫、発生など)について学ぶ。
本授業終了時に学生は、分子生物学の基礎を身につける。また、関連する生物学や医学についての最新の話題を理解し、説明できる能力を養う。

●履修条件あるいは関連する科目等

I期の生物学基礎Iと授業内容は連続しているので、生物学基礎IIの履修予定者は生物学基礎Iを履修している事が望ましい。

●授業内容

授業は教科書(「大学生物学の教科書」D.サダヴァ他著)の章立ての順番に従って進行するが、全内容を講義するのではなく、下記の範囲から教員が適宜選択した内容を講義する。毎回講義の終了時に、授業内容の理解の確認のための小テストをおこなう。

分子遺伝学(第2巻)
  第9章  DNAからタンパク質、遺伝子型から表現型まで
  第10章 ウィルスと原核生物の遺伝学
  第11章 真核生物のゲノムと遺伝子発現
分子生物学(第3巻)
  第12章 細胞の情報伝達
  第13章 組換えDNA技術とバイオテクノロジー
  第14章 分子生物学、ゲノムプロジェクト、医学
  第15章 免疫:遺伝子と生体防御システム
  第16章 発生における特異的遺伝子発現
  第17章 発生と進化による変化

第1巻と第2巻に含まれる第1章から第8章までについては前期の生物学基礎Iで取り扱う。
9、10、11章は上田(石原)奈津実(理・生命)、12、13、14章は石川由希(理・生命)、15、16、17章は、清水貴史(生物機能開発利用研究センター)が担当する。
より高度で詳細な知識を得たい場合は、参考書として示した書籍を読むと良い。やや高価だが大学図書館で閲覧・借り出しができる。
*「キャンベル生物学」には、本講義中ではあまり取り上げられない分類学や形態学についても記述されている。

●成績評価の方法

小テストと期末試験の結果を総合して成績評価をおこなう。成績評価基準は、『全学教育科目の履修の手引き』を参照。履修取下げの際は届を提出すること。提出がなく期末試験の欠席に場合、評価は「F」とする。

●教科書

「大学生物学の教科書」第1巻、第2巻、第3巻、D.サダヴァ他著(講談社ブルーバックス)

●参考書

「基礎生化学」 Donald Voet 他著(東京化学同人)
「細胞の分子生物学」 Bruce Alberts 他著(Newton Press)
「遺伝子の分子生物学」 James D. Watson 他著(東京電機大学出版)
「キャンベル生物学」 Jane B. Reece 他著(丸善出版)

●注意事項

第1回目の講義でガイダンスをおこなうので、必ず出席する事。授業には、指定教科書を必ず持参し、該当する箇所を予習しておくこと。授業で扱った範囲について、教科書の章末にあるチェックテストを各自で復習しておくこと。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

The goal of this course is to acquire sufficient knowledge and understanding of basic biology.
The aims of this course are to understand the basic concepts and principles of molecular genetics and develop skills that are to relevant the studies and applications of molecular biology.


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