2007年度 シラバス情報詳細

●科目区分
開放科目 

●科目名
西洋政治史
●主担当教員名
中田 瑞穂

●単位数
4単位

●開講時期
前期
木・1 木・2
●対象学部
法学部以外の学部



●本授業の目的およびねらい
 国民国家におけるリベラル・デモクラシーは、現在一つの規範となる政治体制と考え 

られているが、グローバル化によって「国民」概念が揺らぐと共に、そこに基盤を置く 

デモクラシーも新しい展望を必要としている。この転換期にあって、何が変わりつつあ 

るのかを把握するためにも、19世紀以来の国民国家とリベラル・デモクラシーの形成 

過程をたどり、歴史感覚を養うことが本講義の目的である。具体的にはヨーロッパを対 

象として、以下の項目を検討する。                        

                                        


●履修条件あるいは関連する科目等
 特になし                                   

                                        

                                        


●授業内容
イントロダクション                               

  1.政治発展論/ヨーロッパの共通性と多様性                 

I.自由主義と国民主義                             

  2.自由主義と議会政                            

  3.「国民」形成と国家                           

  4.大衆政治の時代                             

II.「危機の20年」                             

  5.第一次世界大戦と「国民国家」の形成                   

  6.戦後の体制選択:「革命」・議会制民主主義・ファシズム          

  7.民主制発展の困難                            

  8.世界恐慌と民主政の崩壊                         

  9.民主制の革新と停滞                           

III.戦後体制とその変容                           

 10.戦後体制の模索と東西ヨーロッパの分岐                  

 11.自由民主主義体制の安定と多様性                     

 12.社会変容と戦後体制の揺らぎ                       

 13.民主化の第三の波とヨーロッパ統合                    

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        


●成績評価の方法
 小テスト、レポート、学期末試験で総合的に評価する。              

                                        

                                        



●教科書
 講義の際、レジュメ、資料等を配布する。                    

                                        

                                        


●参考書
 平島健司、飯田芳弘『ヨーロッパ政治史』放送大学教育振興会、2005年     

 その他、講義中に適宜紹介する。                        

                                        

                                        


●注意事項
 適宜ビデオなどで理解を補う。各講義の最後に学生が記入するリアクションペーパー 

と、学期途中の小テストで理解度を確認しつつ進める。書評小レポートも予定している。

                                        

                                        



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