2016年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20160033104

●科目区分
言語文化Ⅰ

●科目名
英語(上級)
●主担当教員名
杉浦 正利

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅲ期
水・1
●対象学部
工学部(Ⅰ系・Ⅳ系)



●本授業の目的およびねらい

学会や社会で求められるプレゼンテーションを行えるよう、リーディング・スピーキング・リスニング・ライティングの各能力を高め、また4技能の統合を目指すことを目的とする。研究拠点大学たる名古屋大学の学生に相応しい学術英語を使いこなす能力を、実際の運用を前提とした学習活動を通して養う。自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかというこれまで英語(基礎)・(中級)で養った知識・技能と、英語(コミュニケーション)で培ったコミュニケーション能力に加え、プレゼンテーションに必要な知識や技能を習得し、学術英語を使いこなす能力を更に発展させる。

●履修条件あるいは関連する科目等

英語(基礎)・英語(中級)・英語(コミュニケーション)

●授業内容

 本授業では、授業時間内に、英語のプレゼンテーションと、英語プレゼンテーションをもとにしたディクテーション+シャドーイングを行う。また、授業時間外に、自分の好きな英語の本を選んで多読を行う。
(1)英語のプレゼンテーション
論理的な英文エッセイをもとに、そのアウトラインを考え、英語での口頭発表用の原稿を書き、プレゼンテーションを行う。この学習活動は、数人のグループワークで行い、グループ単位でプレゼンテーションを行い、相互評価をする。
(2)ディクテーション+シャドーイング
英語でプレゼンテーションをする際に使える英語表現を豊かにするために、英語表現に耳から慣れ、音声言語として習得できるように、英語プレゼンテーションのディクテーションとシャドーイングを行う。
(3)授業時間外に行う多読
名古屋大学図書館に収録されている多読用の英語教材のなかから自分の知的好奇心と英語のレベルに合うものを自分で選んで読み、簡潔なブックレポートを書いて提出してもらう。原則として一週間に一冊を読むペースで進める。
 以上、三つの授業活動により、日常的に英語に触れ、英語の表現を習得し、英文を論理的にまとめてプレゼンテーションをするという総合的な英語学習を行う。
 なお、(1)と(2)は、課外学習として電子教材『eFACE』を自習した後に、その教材をもとにして授業で英語学習活動を行う。


●成績評価の方法

対面授業では、出席・平常点・期末試験の3点から総合的に評価し、これを全体の成績の80%とする。課外学習の成績評価を残りの20%とし、全体100%で授業の評価とする。ただし、期末試験を欠席した場合は成績評価は「欠席」とする。

●教科書

課外学習用電子教材『eFACE』のコンテンツに基づいた独自教材を使用するので購入する必要はない。

●参考書



●注意事項

対面授業に加え、課外学習教材「eFACE」を課し、その成績に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。初回の授業を欠席し課外学習教材を受け取っていない場合は、Eラウンジにとりに行くこと。

●本授業に関する参照Webページ

https://ct.nagoya-u.ac.jp/portal/

●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

 授業時間中に行う英語のプレゼンテーションは、英文の原稿を一から作成するのではなく、『eFACE』のリーディング部分の英文エッセイをもとに、プレゼンテーションの原稿を作成します。毎回、グループで協力して、英文エッセイから、プレゼンテーションの原稿とスライドを準備して、パート(イントロ、ボディ、結論)を決めて、練習をし、グループ全体で一つのプレゼンテーションをします。プレゼンの時間はグループ全体で5分くらいなので、一人当たり1分から2分でそれほど負担にはならない程度です。
 やることは多いですが、過去のクラス平均で、リスニング力もリーディング力も上がったという実績があります。



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