2016年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20160015518

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
松宮 弘明

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅰ期
金・5
●対象学部
農学部
情報文化学部(自然)
理学部
工学部(Ⅰ・Ⅱ・Ⅳ・Ⅴ系)



●本授業の目的およびねらい

セミナーの基本テーマ:極微量成分をはかる
このテーマを題材にして、将来研究を行うために不可欠な基礎的能力である
「調べる」「読む」「考える」「まとめる」「書く」「話す」をトレーニングします。
また、大学生としての自主的、自発的な学習能力を養い、共同作業を通じて
円滑な交流を行える力を身につけます。
「極微量成分をはかる」ことについての単なる勉強ではありません。

●履修条件あるいは関連する科目等

本授業のテーマや内容に少しでも興味を持つもの。これまで学習していないことにも
積極的に取り組む意欲があり、他者の意見に耳を傾け、共同作業が可能なもの。
なお、高校で化学や物理に少しでも触れていることが望ましい。

●授業内容

「極微量成分の分析」というと重箱の隅をつつくように思われる節もあるようですが、
その存在量の少なさとは裏腹に極微量成分が大きな意味を持つ場面は意外とあります。
例えば、金属鉄の純度を高めていくと99.999%程度を境に性質が大きく変わり、
錆びに強く、また割れ難くてしなやかになります。不純物が10万~100万分の1ほど
わずかに入っているかどうかという世界です。環境分野でも、極微量の汚染物質が
生態系や私たちの健康に重大な長期的影響を及ぼすことがあります。

では、いったいどうすれば、そのような極微量成分をはかれるようになるのでしょう?

教員からの一方通行の講義だけではなく、皆さん自身でも調べてみて内容をまとめ、
さらに皆さんから簡単な講演をしてみませんか。研究と学会発表の模擬体験です。
そのような作業を通じて、読み書きや情報探索、発表の方法を学びます。
また、せっかくですから最新・最先端の分析技術の一端に触れてみましょう。

1.ガイダンス
2.極微量成分分析概論(導入的な軽い講義です)
3.個別調査テーマの設定
4.実際の学術論文に触れる(国際的に著名な論文の多くは英語で書かれています)
5.機器分析のデモンストレーション
6.調査報告資料の作成
7.発表と意見交換(いわゆるプレゼンとディスカッションです)



●成績評価の方法

出席、調査・発表の内容、意見交換の積極性などから総合的に評価します。
自身の発表を行わなかった場合は「欠席」とします。
なお、履修取り下げ制度も採用します。

●教科書

特に決まった教科書はありません。
必要に応じてプリントを用意します。

●参考書

図書館には有用な書物が豊富に取り揃えてあります。
また、Webの情報も賢く利用しましょう。

●注意事項



●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)




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