2016年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20160011538

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
青山 温子

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅰ期
月・5
●対象学部
医学部(医)



●本授業の目的およびねらい

 本セミナーのテーマは「健康と社会」である。世界や日本の健康問題に、社会・経済状況や文化的背景が、どのように関わっているかを考える。参加する学生が、自ら課題を見出し、資料を調べてまとめ、発表して討論を進める中で、多面的なものの見方と、論理的に物事を分析・考察する方法を学び、コミュニケーション能力を育成する。
 本セミナーを通して、総合的な判断力と思考力を培い、学生の主体性と学ぶ意欲を育み、人間性を育むコミュニケーション能力を培い、学問分野を問わず共通の基礎的学力と探究心を養う。

●履修条件あるいは関連する科目等

 積極的に参加する意欲があり、全回出席できる学生のみ、履修を認める。

●授業内容

 少人数のセミナー形式により、多面的な知的トレーニングを行い、コモンベーシックとしての、読む・書く・聴く・話す能力の涵養を図るとともに、真理探求の方法と面白さを学ぶ。参加学生の英語力に応じて、セミナー全回、あるいは一部を英語で行う。
 具体的には、次のような授業を行う。
1. 人々の健康についての考え方に関する事例報告を読んだり、映像資料を視聴したりして、人々の健康と社会・文化・経済的背景との関わりについて考え、課題を抽出する。
2. 健康と社会に関わる具体的テーマについて、質的分析法、あるいは参加型問題分析法によって、その背景にある多面的な要因について、分析・考察する。
3. 学術雑誌、書籍、インターネットなどから、情報を収集する方法を学び、情報源とその信頼性について考えながら、見出した課題について調べる。
4. 英文資料の検索方法を学び、英文の記事や論文を読解する。
5. 調べたことを発表したり、分析・考察した結果について討論したりすることを通して、論理的に自分の考えを伝えることを学ぶ。
6. 基本的な発表方法や、論理的な文章構成方法を学ぶ。
7. 外国人ティーチングアシスタントに参加してもらい、英語での議論を試みる。

●成績評価の方法

 受講態度・討論への参加・発表内容・レポートなどを総合的に判断して評価する。

●教科書

 青山温子・原ひろ子・喜多悦子著「開発と健康―ジェンダーの視点から」有斐閣選書(2001)

●参考書

 佐藤寛・青山温子編著「シリーズ国際開発第3巻 生活と開発」日本評論社(2005)

●注意事項

 本セミナーは鶴舞地区(医学部医学科)で実施する。セミナー室は、鶴舞キャンパス研究棟2号館7階、国際保健医療学・公衆衛生学分野のセミナー室を使用する。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

 受講態度、とくに積極的に参加する態度を重視する。原則として、欠席・遅刻・早退は認めない。


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