●本授業の目的およびねらい
21世紀が課題とする公共性や社会形成をヨーロッパ思想史を参照しながら探る。そのさい北欧型社会の問題を考慮に入れ、「自由」、「平等」、「連帯」等の諸観念がどのようにヨーロッパの民主主義のなかに生かされ、現在どのように機能しているかを探る。
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●履修条件あるいは関連する科目等
社会変動と人間生活、民主主義の歴史と現在など。
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●授業内容
(1)導入:ヨーロッパ近代思想の変容と公共性の発展。 (2)初期近代の政治思想のなかから近代社会の特徴を捉える。 (3)宗教改革、とくにルターの宗教改革のインパクトを探る。 (4)近代社会思想と市民社会。 (5)啓蒙思想とその批判。 (6)北欧の伝統と近代社会形成。 (6)社会問題と改革主義。 (7)福祉国家と市民権の発展。 (8)公共性の構造転換。 (9)脱工業化社会と民主主義。
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●成績評価の方法
レポートと試験による。
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●教科書
特にないが、プリントを配布する。
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●参考書
授業のなかで指定する。
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●注意事項
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●本授業に関する参照Webページ
http://nuide.nagoya-u.ac.jp/nkoi/zengaku/nuide001.html
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
ヨーロッパ社会思想史に北欧的視点を導入して問い直すことが主眼となる。
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