●本授業の目的およびねらい
恋愛はいつの世も変わらない、人間の普遍的な営みのように思われます。しかし、誰が誰をどう愛するのか、愛すべきなのかは、ところによって、また、時代によって異なります。本講義では、主にドイツ語圏の文学作品を取り上げ、中世から現代にいたるまで、恋愛が文学にどう描かれてきたのかを見てゆきます。「恋愛」も一つの文化的制度と捉え、恋愛についての社会的規範や、それに対する抵抗、願望が、作品にどのような形を与えているかに着目します。恋愛というモティーフを介して、その作品が書かれた時代の背景を探ります。
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●履修条件あるいは関連する科目等
履修条件は特にありません。
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●授業内容
01 イントロダクション 02 中世の文学(1) 03 中世の文学(2) 04 中世の文学(3) 05 ゲーテ時代の文学(1) 06 ゲーテ時代の文学(2) 07 ロマン主義の文学(1) 08 ロマン主義の文学(2) 09 リアリズムの文学(1) 10 リアリズムの文学(2) 11 世紀末の文学(1) 12 世紀末の文学(2) 13 20世紀の文学(1) 14 20世紀の文学(2) 15 ふりかえり/まとめ
参考文献: 手塚富雄・神品芳夫『ドイツ文学案内』岩波文庫、1993年 柴田翔編著『はじめて学ぶドイツ文学史』ミネルヴァ書房、2003年 ハインツ・シュラッファー『ドイツ文学の短い歴史』同学社、2008年
*これらの基本文献を読んでおくと、講義全体の大きな流れが把握でき、各回の内容が理解しやすくなるでしょう。
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●成績評価の方法
毎回のリアクションペーパーと期末レポートによって総合的に評価します。 授業を5回以上欠席した場合、または、期末レポート未提出の場合には「F」か「欠席」とします。「欠席」は「履修取り下げ届」を提出した場合に限ります。
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●教科書
各回プリントを配布します。
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●参考書
授業内容の欄を参照してください。 各回の講義に関連する文献は授業中に適宜紹介します。
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●注意事項
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
ドイツ語の知識は前提としません。講義では日本語訳のある作品を取り上げます。受講者の皆さんは指定された作品をあらかじめ読んできてください。また、質問等はいつでも受け付けます。
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