●本授業の目的およびねらい
本授業は、学術的な英文に関する基礎的なリーディング能力とライティング能力の養成を目的とする。そのねらいは、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学術英語を使いこなす能力を身につけるところにある。論理的な英文のカギとなるエッセイの構造に着目し、目的に応じて必要な情報をいかに読みとるか、また逆に、自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかを学ぶ。将来、専門の論文を英語で読んだり書いたりする時に、指 針となる英文構成法の基礎、および実際に役立つ英語表現を多く習得する。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし
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●授業内容
本授業は二部構成となっている。前半は、テキストを用いて英文の内容把握を行い、リーディング能力の向上を図り、内容を要約する練習を行うとともに、エッセイの構造について理解を深める。
後半は、前半で学んだエッセイ構造にのっとった英文を執筆する練習を繰り返し行うことで、ライティング能力の向上を図る。ここでは、ライティングに役立つ英語表現も多く習得する。
本授業に出席する全ての学生は、数本のエッセイを課題として執筆することが求められる。また、そうしたエッセイは、他の学生と交換し、相互に評価、転削し合うことで、授業の内容に対する理解を深める助けとする。
テキストに則って授業を進めるため、指定した教科書の該当部分を、必ず予習・復習してくること。
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●成績評価の方法
課外学習(20%)、TOEFL-ITPおよびCriterion (30%)、出席率(15%)、授業・課題への取り組み(15%)および期末試験(20%)
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●教科書
Yumiko Ishitani, John Wallis, Suzanne Embury, Skills for Better Reading, 南雲堂、2008.
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●参考書
特になし
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●注意事項
対面授業に加え、課外学習として、英語(中級)用「ぎゅっとe」リーディングを課し、その消化率に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。またTOEFLITP(Reading)およびCriterionの評価を30%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
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