2009年度 シラバス情報詳細

●科目区分
理系教養科目

●科目名
環境問題と人間
●主担当教員名
太田 岳史

●単位数
2単位

●開講時期
U 期
木・1
●対象学部
情報文化学部(自然)
理学部
医学部
農学部



●本授業の目的およびねらい
人間は地球というシステムで日々の生活を営んでいる.環境問題を考える場合,「地球上

の自然環境がどの様に形成,維持されているのか?」,「人為的行為が環境にどの様な負

荷を与え,どの様に対処すべきなのか?」という2つの視点が必要である.本講義では,

地球を構成する気圏、水圏、地圏と人間を含む生物圏の相互作用を通して,この2つの視

点から環境問題をとらえ,人間社会のあり方を各自で考察する事を目的とする.それぞれ

の「視点」でのねらいは,以下の通りである.1)地球上の自然環境がどの様に形成,維

持されているのか?2)人間活動は土壌圏にどのような負荷を与えているか?     


●履修条件あるいは関連する科目等
なし                                      

                                        

                                        


●授業内容
下記は授業を箇条書きで整理したものであり,必ずしも毎回の講義内容と対応はしない.

1)地球の姿(大気の状態)                           

2)地球の姿(水圏と生物圏)                          

3)水・エネルギー・炭素循環と森林                       

4)植生が気象・気候条件に与える影響(熱帯林)                 

5)植生が気象・気候条件に与える影響(寒帯林)                 

6)砂漠化問題と人間生活                            

7)文明と土壌                                 

8)近代史に見る土壌汚染(酸性雨,重金属汚染)                 

9)農業と土壌1(化学;塩類化,農薬汚染,富栄養化・地下水汚染)        

10)農業と土壌2(物理;砂漠化・土壌劣化,土壌浸食)             

11)地球温暖化と土壌のフィードバック1(地球温暖化が土壌へ;異常気象,永久凍土

融解)                                     

12)地球温暖化と土壌のフィードバック2(土壌が地球温暖化へ;メタン,亜酸化窒素

)                                       

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        


●成績評価の方法
期末試験(最終授業時間に実施)80%                      

レポート(各教員の最終回に課題を指示)20%                  

出席評価を加味する場合もある.                         



●教科書
なし                                      

                                        

                                        


●参考書
フレッド・ピアス著 水の未来 日経BP社                    

コルボーン、ダマノスキー、ピーターソン・マイヤーズ著 奪われし未来 翔泳社   

ジム・ラブロック著 地球生命圏―ガイアの科学 工作舎              

                                        


●注意事項
私語は慎む.                                  

携帯電話の電源は切って受講のこと.                       

                                        

                                        



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