大気圏や水圏は、定常で普遍ではなく人間活動の影響を受けて変化を続けている。しかし

、一方で大気圏や水圏は、惑星地球固有の特性の基で複雑な相互作用しながら地球表層の

環境を制御している。本講義では、まずこのような地球の環境を外観する。次に現在の現

在の地球環境問題のなかで、地球温暖化現象と関連する炭素循環を事例として取り上げ、

地球表層の炭素循環と海の役割について考える。このような事例を通して、地球環境を支

配するメカニズムに関する理解を深める。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

特になし　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

大気水圏科学とは何か　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

地球表層（大気・水圏・陸域）の諸現象を一体として捉える学問分野　　　　　　　　　

既存分野との関連：物理学ー地球物理学、地質学ー地球惑星科学、生物学ー生態学、化学

ー地球化学　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

地球環境の現状の概観　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

人間による地球生態系の改変：土地利用、海洋水産資源、水・炭素・窒素等の生物地球化

学的サイクル、種の絶滅、侵入種　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

地球環境の成り立ち　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

金星・地球・火星の質量と大気組成　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

温暖化ガスの特徴　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

大気二酸化炭素濃度と温暖化、人為起源二酸化炭素の行方と海の役割　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

水の性質　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

地球表層には個体・液体・ガス体の水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

水はありふれているが特殊な物質、水分子の双極　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

地球表層の炭素循環と海の役割　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

大気ー海洋間での二酸化炭素交換　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

光合成による有機物の精製　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

有機物の鉛直輸送　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

有機物の分解と堆積物への埋没　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

出席およびレポート　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

特になし　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

資料を配布する　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

特になし　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

特になし