2009年度 シラバス情報詳細

●科目区分
文系基礎科目

●科目名
教育学
●主担当教員名
阿曽沼 明裕

●単位数
2単位

●開講時期
V 期
金・2
●対象学部
情報文化学部(自然)
理学部
医学部(医)
農学部



●本授業の目的およびねらい
この授業では大学・高等教育をとりあげる。大学はありとあらゆるものを研究の対象とし

てきたが、大学自身を対象とすること、言い換えれば、自己反省的、自己反射的、自己言

及的探求は遅れた。しかし、大学、高等教育機関は、人材養成や知識生産を行う機関とし

て、現代社会の中で不可欠の役割を果たしている。その大学制度がどのような構造を持ち

、どのような機能を果たしているのか、どのように変わりつつあるのかを、歴史や国際比

較を中心に学ぶ。                                

                                        


●履修条件あるいは関連する科目等
大学に対する興味を持っていること。                       

                                        

                                        


●授業内容
授業は、最初に高等教育の制度的な位置づけを行い、次に、大学が誕生し発展してきた歴

史、日本の大学の歴史について学んだ後、世界の国々の高等教育の特徴を概観し、さらに

、入試、就職、教育機能といった項目別に見ていくことで、日本の高等教育の構造的な特

徴を探る。                                   

                                        

                                        

1.イントロダクション:高等教育の制度概念                   

2.大学の起源と歴史(中世)                          

3.大学の起源と歴史(近代)                          

4.日本の高等教育の歴史(戦前)                        

5.日本の高等教育の歴史(戦後)                        

6.アメリカの高等教育                             

7.ヨーロッパの高等教育                            

8.ヨーロッパの高等教育                            

9.アジアの高等教育                              

10.入学者選抜                                

11.大学教育と職業                              

12.大学の教育力、学位の質保証                        

13.高等教育の大衆化と大学改革                        

                                        

教科書はないが、授業全般の予習のために読む文献として、入手しやすいものは、安原義

仁・大塚豊・羽田貴史『大学と社会』放送大学教育振興会(2008年)。      

                                        

                                        

                                        


●成績評価の方法
期末試験                                    

                                        

                                        



●教科書
使用しない。                                  

必要があれば授業で紹介。または、適宜資料を配布する。              

                                        


●参考書
必要に応じて授業で紹介する                           

                                        

                                        

                                        


●注意事項
質問がある時は、講義の途中いつでも良いので遠慮なく質問すること。        

                                        

                                        

                                        



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