●本授業の目的およびねらい
第2次世界大戦後の日本政治史を素材としながら、政治制度・政治の仕組みと、政治的ア
クター・政治の主体のあり方とを学ぶ。講義の最後には、小泉政権以降の現代日本政治の
現状分析をも行う予定である。このような政治学の学習に基づき、受講生諸君が最終的に
は、日本政治に対する自覚的判断主体として政治に積極的に関与する能力を身につけるこ
とが、本授業の目的である。
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●履修条件あるいは関連する科目等
履修条件は特にないが、日々の新聞を積極的に読むことを期待する。
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●授業内容
下段に紹介してある教科書の章立てに沿って講義を進める。
・はじめに:戦後日本政治の時期区分と問題設定
1.日本政治における戦前と戦後
2.戦後改革の意義@
3.戦後改革の意義A
4.冷戦体制の確立と「逆コース」
5.保守政治への再編
6.保守勢力の再編と55年体制の形成
7.55年体制の成立期
8.55年体制の安定期
9.55年体制の動揺期
10.55年体制からの移行−その1:変容期
11.55年体制からの移行−その2:再編期
12.55年体制からの移行−その3:崩壊期
13.93年衆議院選挙以降の動き
14.小泉政権の政治
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●成績評価の方法
講義期間中に3回、チェックテストを行い、そこで知識修得度と出席状況を確認する予定
である。1回10点満点で、計30点。その得点を、講義終了後に実施する70点満点の
定期試験の得点と合算して成績評価を行う。
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●教科書
小野耕二著『日本政治の転換点 第3版』(青木書店刊、2006年)
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●参考書
特になし。参考文献は、講義中に適宜指示する。
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●注意事項
・教科書を予習してから受講すること。予習プリントも適宜配布する。
・講義中の私語は禁止する。注意しても私語を止めない者は退席させ、以後の出席を認め
ないので、くれぐれも注意すること。
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