●本授業の目的およびねらい
運動すると、呼吸、循環、神経、筋などの生体の諸機能は素晴らしい適応を示します。
本講義では、この運動による身体諸機能の適応のしくみについて学びます。さらに、長期
間の運動に対する身体適応であるトレーニングや環境への適応、ダイエットなど、普段の
生活に役立つ運動生理学的トピックスについても学びます。
これらの知識をもとに運動の必要性を理解し、自己の健康・体力を的確に判断する能力
を身につけ、自分で運動処方を作成する能力を身につけることをねらいとします。
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●履修条件あるいは関連する科目等
健康・スポーツ科学の実習の授業と深く関わっています。
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●授業内容
1.ガイダンスとイントロダクション(1回)
授業のガイダンス及び健康と運動・体力について考えます。
2.学生の感染症、薬物乱用、セクシャルハラスメント問題(1回、一斉授業)
はしかなどの感染症対策、薬物乱用の危険性、セクハラについて学びます。
3.学生生活における人間関係(1回、一斉授業)
学生生活における、最近の人間関係のあり方(クラブ活動の低迷、インターネット
の依存など)、時に陥る無気力状態について学びます。
4.運動と身体の諸機能(3回)
エネルギー代謝、神経・筋機能、呼吸・循環機能について学びます。
5.トレーニング(2回)
筋力・パワートレーニング、持久力トレーニング、トレーニング中止
などについて学びます。
6.運動生理学的トピックス(2回)
環境(暑さ対策)と運動、ダイエットと運動などについて学びます。
7.体力測定(実習を含む3〜4回)
体力測定法を学び、体力テストの実習を実施し、自己の体力評価と
運動処方を考察します。
8.試験
基本的知識の確認と、自分の運動処方を作成します。
4〜6の授業で、資料を元に運動生理学的な基礎知識を習得し、7の体力テスト
で自分自身の体力・健康度を知り、8の試験で運動処方を作成します。
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●成績評価の方法
試験結果(100点満点)に出席点(10〜15点満点)や小レポート(5点程度)を加
えます。
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●教科書
特に指定しません(毎回レジメを配布します)。
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●参考書
特に指定しません(授業中に適宜指示します)。
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●注意事項
実習(体力テスト)に1回出席しないと試験を受けられないので注意して下さい。
授業中の私語、途中の無断退席、代理出席、30分以上の遅刻は認めません。
なお、初年時教育の一環として、豊田講堂において2回の一斉(合同)授業を行います。
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