2009年度 シラバス情報詳細

●科目区分
言語文化U

●科目名
中級ドイツ語2
●主担当教員名
柴田 庄一

●単位数
2単位

●開講時期
W 期
月・1
●対象学部
文学部
教育学部
情報文化学部(社会)



●本授業の目的およびねらい
演習を中心に学習を進める。単に基本的な日常会話のトレーニングだけにとどまらず、 

将来、学術上の基礎資料を判読するに足るだけの基礎力の養成をも目指す。そして、二年

次は、その応用と進化の段階である。そのためにも、少なくとも授業時間の3倍程度の時

間を課外の予・復習に当てるよう心掛けてほしい。                 

                                        

                                        

                                        


●履修条件あるいは関連する科目等
一年次および二年前期の学習をコンスタントに履修していること。          

                                        

                                        


●授業内容
1年次および2年前期の履修に引き続きドイツ語初級から中級レベルの基本構文に関する

学習およびその運用能力を養うための演習を行なう。文法項目としては、特に     

1)動詞の人称変化                               

2)名詞の格変化                                

3)前置詞                                   

4)話法の助動詞                                

5)動詞の3基本形ならびに完了形、                       

6)比較表現、                                 

7)zu不定詞、                                

8)関係詞、                                  

9)受動態、                                  

10)接続法(=仮定法)などを十二分に駆使できることが必須の重要課題となる。  

                                        

この教科書は、ごく身近な日常事象に取材したアクチュアルなトピックを中心とした全1

2章に分けられ、それぞれ読章、構文練習、聞き取り、作文などからなる練習問題で構成

されている。ただし、当然のことながら、中学生段階での初級テキストとは異なり、語彙

や話題も大人向けとなるので、国際情勢や社会事情に関する予備知識とあわせ思考力や判

断力を働かせる工夫も必要となる。同時に、異文化理解に関する興味を増進することもま

た今一つの目標となる。                             

いずれにしても、初級や中級段階の学習においては、反復練習が欠かせないので、聞き取

りや音読練習とも併せ、徹底した演習形式ですすめる予定である。幸い、学習用のCDが

添付されているので、大いに予・復習に活用すること。               

                                        

                                        

                                        


●成績評価の方法
期末試験の成績を中心に普段の平常点をも加味して、総合評価する。少なくとも4割の点

数が最低のボーダーラインである。                        

                                        



●教科書
須藤遥『体験するドイツ語』(郁文堂)                      

                                        

                                        


●参考書
必要に応じて簡単な学習参考書を座右に置くことが望ましい。タイトルは問わないので自

分の好みで選べばよい。また、学習に対する心構えについては、谷川浩司『集中力』(角

川ONEテーマ21)が参考になる。                       

                                        


●注意事項
外国語の学習は、基礎的な訓練を通して、運用能力を身につけることが当面の眼目となる

。                                       

そのためには、スポーツと同様、基礎トレーニングが欠かせないので、演習中心の授業 

展開を心がける。教師は、いわばコーチ役で、学習者こそ選手であることを銘記のこと。



時間割一覧へ戻る