●授業内容
最近のニュースに関するインタビューを題材とした10課からなる教科書を使う。
各課では、毎回の授業に先立ち、教科書の以下の部分について各自予習をしてくる。
1)内容の背景知識の説明
2)キーワードの確認
3)役に立つ英語表現の説明
4)大意要約
5)内容理解確認問題
この予習の段階で、すでに何度もインタビューを聞くことになるが、種類の異なる
タスクを行うという形で聞くので、飽きずに何度も聞くことができる。これにより、
内容・語彙・表現・発音において十分な理解が得られるはずである。
授業では、教科書のインタビューに基づくディクテーションシートを用意し、
ディクテーションを行う。予習を行っているので十分に聞けるはずであるが、
実際にディクテーションをしてみると、それでも聞けないところがでてくる。
このようにしてディクテーションをすることで、自分自身の英語の聞き取りの
弱点が明らかになる。授業では、どうして聞き取れないかということを音声学的に
説明するとともに、どのようにすれば聞き取れるようになるか、そして、英語で聞
いてそれを日本語に訳さずに理解できるようになるにはどうしたらよいかというこ
とを教える。すなわち、単に役に立つ英語表現を覚えるというだけではなく、英語
でコミュニケーションできるようになる秘訣を教える。
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