●本授業の目的およびねらい
英語で会話をしようと思っても、相手が言うことを聞き取れなければ、相手に伝えたい
ことが思いつかない。聞き取れたとしても、語彙力がなく、正しく発音できなければ、言
葉に出したところで通じない。
本授業では、まずテキストを用いて、英語の基本的発音法を習得し、リスニング能力と
語彙力の向上、スピーキング基礎力の強化を目的としてシャドーウィングを行う。またビ
デオ教材を用いて英語のリスニングやスピーキングの総合力向上を狙う。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし。
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●授業内容
リスニング能力の向上・スピーキング基礎力の強化を目標とし、また集中力を維持しや
すくする為、1回の授業は3部構成で行う。
第1部(約30分)では、テキストを用いて、英語の基本的発音法を学ぶ。子音・母音の
発音法からアクセント・イントネーションのメカニズム、フォニックスなど、講師が分か
りやすく解説するので、意外に多い発音記号すら知らないという者にとっては、目から鱗
であろう。
第2部(約15分)では、100語〜200語程度の英文(毎回配布)を用いて、シャド
ーウィングを行う。シャドーウィングとは簡潔に言うと、耳から聞こえてくる英文を真似
ながら、少し遅れて後を追うように発音することにより、英語の発音、音の変化、ストレ
ス、リズム、イントネーションなどを習得する訓練方法である。1つの英文を、リスニン
グ→マンブリング→シンクロ・リーディング→プロソディー・シャドーウィング→コンテ
ンツ・シャドーウィングと、5つのステップを踏みながら徹底的に利用することにより、
スピーキングの基礎である発音やプロソディー面を強化する。これは語彙構築にも役立ち
またリスニング能力の向上に絶大な効果が得られる。何故この訓練法がよいのかを含め、
講師が分かりやすく解説・指導する。
第3部(約45分)では、ビデオ教材(プリント配布)を用いて実践演習を行う。米国
の人気ドラマを主に用いるので、中・高校では学習しなかった口語表現も多数出てくるが
映像を見ながら楽しくリスニング力を強化できる。また、学生諸君のレベルに応じてスピ
ーンキングの訓練をペアワークにて行う。ドラマの内容に関する小テストに毎回挑戦して
1回の授業が終わる段取りである。
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●成績評価の方法
出席率20% 授業参加度10% 小テスト30% 試験40%
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●教科書
英語が好きになる英音法
角岡賢一,デイヴィッド・ダイクス
英宝社
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●参考書
教室で指示する。
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●注意事項
対面授業に加え,課外学習として「ぎゅっとe」の上級リスニングを課し,その消化率に
基づく評価を授業全体の評価の20%とする。また、1年終了時に実施されるTOEFL
−ITPの成績(リスニングとストラクチャー・セクション)を授業全体の評価の30%
とする。
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