2009年度 シラバス情報詳細

●科目区分
言語文化T

●科目名
英語(中級)
●主担当教員名
布施 哲

●単位数
1単位

●開講時期
U 期
火・4
●対象学部
工学部
(T・V・X系)



●本授業の目的およびねらい
本授業は、学術的な英文に関する基礎的なリーディング能力とライティング能力の養成を

目的とする。そのねらいは、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学術英語

を使いこなす能力を身につけるところにある。論理的な英文のカギとなるエッセイの構造

に着目し、目的に応じて必要な情報をいかに読みとるか、また逆に、自分の考えをその根

拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかを学ぶ。将来、専門の論文を英

語で読んだり書いたりする時に、指針となる英文構成法の基礎、および実際に役立つ英語

表現を多く習得する。                              


●履修条件あるいは関連する科目等
特になし                                    

                                        

                                        


●授業内容
 毎回、500語程度からなる短いエッセーを読み、その文章全体の構造と内容を分析し

てゆく。その際、文章構造に関するいくつかの基本的な概念や事例もあわせて紹介する。

 読解する文章は、初歩的なものから英字新聞記事のレヴェルのものまで幅広く扱う予定

であるが、受講者の英語能力を見定めた上でその都度判断してゆく。         

 最終的には5分前後の時間で、当該文章が何について書かれたものであるのかを素早く

整理するとともに、加えて、それに対して自分がどのように考えるのかを簡潔に表明でき

るようになることを目指す。                           

 実際の授業の進行は、以下のプロセスを踏むことになるだろう:          

                                        

1.辞書を用いずに、文章全体を短時間で最後まで目を通す。            

2.辞書を用いて、文章全体をやや細かく読み込む。                

3.学生数人でグループを組み、文章の構造や内容について話し合う。        

4.全員で読み込みを行い、教官が必要な説明・解説を加えてゆく。         

                                        

 上記手続きを、毎回の授業で繰り返し行うことになる。              

 ただし、上述のとおり、本授業では受動的な読みだけではなく、能動的な意見表明や文

章構築ができるようになることをも目的としているため、学生には授業で解説された文章

構造の知識等を踏まえたうえで、自らが実際に英作文を行い、それを授業で発表するとい

う作業を行ってもらう。                             

                                        

5.グループによる英作文ならびに発表。                     

6.学生個々人による英作文。                          

                                        

ただし、上記5.6.は、毎回ではなく、学期中数回実施の予定。          

                                        


●成績評価の方法
通常点(発表ならびに個々人による英作文)による。                

                                        

                                        



●教科書
特になし。                                   

                                        

                                        


●参考書
必要があればその都度紹介する。                         

                                        

                                        

                                        


●注意事項
対面授業に加え、課外学習として「ぎゅっとe」の上級リーディングを課し、その消化率

に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。また、1年終了時に実施されるTOEF

L−ITPの成績(リーディング・セクション)とCriterion試験の成績を授業

全体の評価の30%とする。                           



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