2009年度 シラバス情報詳細

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーB
●主担当教員名
森田 美弥子

●単位数
2単位

●開講時期
U 期
火・4
●対象学部
文学部
教育学部
法学部
経済学部



●本授業の目的およびねらい
基本テーマ:「私」の成り立ちを心理学から見る.                 

私はどういう人間なのか,今ある私はどのようにつくられたのか,そして,どうなってい

くのか?・・・誰もがとくに青年期に抱きやすい疑問である.現在青年期を生きる受講生

が自分自身を振り返りながら,人間の一生の発達を心理学の視点から見ていく.人間発達

というテーマを題材として,体験学習もまじえながら,考え検討すること,話し合うこと

,調べてまとめること,を学習する.                       

                                        


●履修条件あるいは関連する科目等
杉村和美教員の担当する基礎セミナーAに引き続き履修すること.          

                                        

                                        


●授業内容
授業全体を通じて,自分自身を振り返ることと,人間の発達プロセスを理解することを関

連させながら学習を進めていく.                         

                                        

1.人生を,乳児期/幼児期/児童期/思春期/青年期/成人期/中年期/老年期の8つ

の時期に分け,各発達段階の特徴を知る.各時期ごとに以下の内容を行う.      

 1−1)何を体験する時期か,自由にアイデアを出し合う.            

 1−2)自分に影響を与えた人・物・出来事との出会いは何だったか,意見交換する.

 1−3)教員・TAから提供されたトピックについて討論する.          

 1−4)文献等により,これまでの理論や知見を調べる.             

 1−5)分担を決めて,各時期の特徴をまとめる.                

2.人生のプロセスをイメージし,自分を振り返るために臨床心理学などで用いられてい

る課題を行う.                                 

3.「私が私になっていく過程(成長変化のプロセスとそこに影響した要因)を記述する

.自分自身,あるいは可能であれば,誰か身近な人へのインタビュー調査を行う.   

                                        

以上により,人間発達をテーマとして,考えること,意見を発表すること,聴くこと,討

論すること,理解を深めること,まとめること,記述することを学習する.      

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        


●成績評価の方法
出席および発表や討論への関与度(40%),レポート(60%)          

                                        

                                        



●教科書
使用しない.プリント資料を適宜用意する.                    

                                        

                                        


●参考書
ウィニフレッド・ギャラハー「なぜ私は私なのか」河出書房新社           

ニューマン&ニューマン「新版・生涯発達心理学」川島書店             

下山晴彦「教育心理学U発達と臨床援助の心理学」東京大学出版会          

その他,授業の中で適宜紹介する.                        


●注意事項
毎回必ず疑問や意見を述べること.主体的,積極的に考えること.柔軟に発想すること.

                                        

                                        

                                        



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