テーマ:「ヒトの生物学」ヒトは紛れもなく動物の仲間ですが、二足歩行、知能が高く、 言葉を話す。それゆえ異なる社会を形成している。しかし、ヒトゆえの悩みも多数ある。 椎間板ヘルニアという病気があるが、これは二足歩行するヒト特有の病気である。さらに ヒト社会にしか存在しない問題が多々ある。鮭という魚は一生に一回母川に回帰し、卵を 生み、死ぬ。ここには子育ても、老後の問題もない。このセミナーではヒトについて生物 学的に眺めて、健康、病気、社会について話す予定である。
関連する科目は生物学であるが、特に条件とはしない。
講義授業 1 人の体の成り立ち 細胞、組織の構造と機能、運動と体の構造: 赤ん坊はなぜ頭が大きいか、男性と女性の 体の違いなど一般的な興味についても話す。 2 病気の科学:ヒトはなぜ病気にかかり、なおるのか。 移植医療と再生医療 3 ヒトは滅びるか。 化石動物と現在の動物と比較し、生命の進化を考える。 課題授業:こちらが指摘する生命現象テーマについて、インターネット等で調べ発表して もらう。
課題授業の時のレポートで評価
特になし
新 人体の矛盾 井尻正二・小寺春人著 菊池書房 (購入の必要はない)、 その他授業時に紹介