●本授業の目的およびねらい
本授業科目は,専門的学習のツールとして外国語の能力を高め,異文化理解を深めて,国際社会に相応しい教養を育むことが目的である。 リスニングとスピーキングを主としたコミュニケーションの能力を高める授業を行い、日常会話、さらにはディスカッションやプレゼンテーションのための基礎力を養成する。
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●履修条件あるいは関連する科目等
パワーポイントか類似のソフトを使用するのでその基礎的な運用に習熟しておくこと。 英語である程度の分量の原稿を書くことも想定しているので、スムーズな英文タイプが できるよう練習しておくことが望ましい。
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●授業内容
「授業の目的及びねらい」にあるような力の向上のため、原則として、受講生は 各自の選択した学問的専門性のあるトピックについて、学期に3回程度、できるだけ 実際の場に近い雰囲気の中で発表を行うとともに、クラスメートの発表に質問したり コメントしたりする経験も積むことを目指す。そのため、まず、授業開始後3分の1 程度の週は、プレゼンテーションの一般的な知識やスキルを身につけることを主眼にする。 また、それらに関連した英語の表現も習得することとする。それにもとづき、比較的身近なテーマで、プレゼンテーションを行う。(第1回プレゼンテーション) 学期開始後、3分の1程度がすぎたら、できるだけ各自の独自プロジェクトとして、 学部等で実際に取り組む可能性のある分野のトピックを選び、関連する先行研究を、 ある程度集めて、それをまとめる練習から入る。続いて、そのような、該当する 研究テーマの現状把握に基づき、まだ未解明の問題は何か、その中で、取り組む意義の あるものはどれか、また、予見できる将来における現実的制約から考えて、取り組める 可能性のあるものはどれか、といった観点から、研究課題と関連する仮説を設定する。 次に、研究課題を決定したら、それをどのようにして探求するかという方法論に ついても、関連する先行研究を参考に、独自の考察も加えて、具体的な提案を行う。 (第2回プレゼンテーション) その後、予想される結果(複数)とそれぞれの結果に関する考察も披露する。さらに、 今回の研究の限界と将来の展望についても言及する。 (第3回プレゼンテーション) なお、学期の最後に、プレゼンテーションの発表原稿に基づくリサーチプロポーザルを レポートとして提出する。 ただし、テーマがどうしても未定等諸般の事情のある場合は、事情によっては、 上記以外のオプションも提示する場合がある。
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●成績評価の方法
対面の授業の部分については、おおよそ、プレゼンテーションを中心とした授業中の パーフォーマンスの評価=20%、プレゼンテーションに基づくレポート10%、 期末テスト20%とする。「注意事項」の欄も参照すること。
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●教科書
Kobayashi, Toshihiko and Clankie, Shawn M.(2011)Your First Speech and Presentation,Nanun-do Publishing Co., Ltd.ISBN978-4-5231-17662-6
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●参考書
授業中指示する。
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●注意事項
課外学習として「Academic Express3」を課し、その消化率に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。また、TOEFL ITP(Listening,Structure)の評価を30%とする。5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。英語検定試験による単位認定を申請する学生以外は、履修取り下げを認めない。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
The purpose of this course is to help students improve their foreign language proficiency, understand foreign cultures, and acquire the knowledge required in a globalized society. This course will help students improve their communicative ability and master basic skills for discussion and presentations. 課外学習の説明資料は、アカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。
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