2020年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20200014519

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
笹野 遼平

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅰ期
木・5
●対象学部
文系・情(自然・コン)・理・農・工(物工・エネ・化生・電情)



●本授業の目的およびねらい

本授業科目は,初年次生を大学教育へ導入し,自立した学習能力を身につけるとともに,文・理に共通した基礎的学力や技能を養うために,多面的な知的トレーニングによって,コモンベーシックとしての読み,書き,話す能力のかん養を図るとともに,真理探究の方法と面白さを学ぶことが目的である。
本セミナーでは「言葉」を題材に,仮説を立て検証し,得られた知見を発表するという作業を通し,観測された内容を論理的に解釈する能力,それらを他者に説明する能力を養う。「セミナーのテーマ:計算機を用いた人の言葉の分析」

●履修条件あるいは関連する科目等

履修条件は要さない。文系・理系を問わず人が使う「言葉」に興味があることが望ましい。

●授業内容

人が日常的に使っている言葉を計算機に処理させる一連の技術は自然言語処理と呼ばれ,様々な場面で利用されている。このセミナーでは,自然言語処理の基礎技術,ツールについて学んだ後,公開されている自然言語処理ツールを実際に使ってみて,計算機にとってどのような表現が難しいのかの分析や,言葉に関する何らかの仮説の検証に取り組む。具体的な内容は以下を予定している。

1. ガイダンス(自己紹介,授業の内容と進め方について)
2. 教員による自然言語処理の基礎技術とツールの紹介
3. 既存のツールが解析に失敗する表現を見つけ,その要因に考察し,発表する
4. 発表内容に関して討論を行い,討論内容などを元に更に調査を行う
5. 言葉に関する仮説を立て,公開されているツール等を用いた検証を行い,その結果を発表する

2-4のサイクルを3回程度行なった後,5を実施する予定である。資料作成のためプレゼンテーションソフトの使い方などに関しては授業中に適宜紹介する。


●成績評価の方法

出席,発表内容,議論への参加,レポートを総合的に評価して判定する。
学期途中で履修の意思がなくなった場合,履修取り下げ届を提出する必要がある。


●教科書

必要に応じて授業で示す。

●参考書

必要に応じて授業で示す。

●注意事項

ツールの設定や調査,発表準備等は授業外の時間にも実施すること。
また,スライドを用いた発表を行うので,PowerPoint,Keynote等のプレゼンツールがインストールされたノートパソコンを各自持参すること。


●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

In this seminar, students will develop the ability to logically interpret the observations and explain them to others through the work of setting up and verifying hypotheses on 'language' and presenting the findings.



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