2020年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20200014517

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
栗田 直幸

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅰ期
木・5
●対象学部
文系・情(自然・コン)・理・農・工(物工・エネ・化生・電情)



●本授業の目的およびねらい

本授業科目は,初年次生を大学教育へ導入し,自立した学習能力を身につけるとともに,文・理に共通した基礎的学力や技能を養うために,多面的な知的トレーニングによって,コモンベーシックとしての読み,書き,話す能力のかん養を図るとともに,真理探究の方法と面白さを学ぶことが目的である。
セミナーのテーマ:気候変化が身近な水環境に及ぼす影響の評価
「水」という視点でグローバルな環境変化と身近な生活の関連について学び、グループワークを通じて、プレゼンの基本技術、科学的思考を獲得することを目的とします。

●履修条件あるいは関連する科目等

紹介する資料には英語文献も含まれますので、一般的な英語読解能力は必要となります。また、新聞等で報道される様々な環境問題に常に関心をもって受講することを期待します。

●授業内容

この授業は、講義、討論、発表を1セットとしてグループワークを行います。第1周目は講義形式で、担当教員が問題提起を行います(45分程度)。その後、グループにわかれ、各グループ毎に提示された題材の中からテーマを選択した後、調査する課題の設定およびその担当者を決めます(45分)。第2週目からはグループワークが主体となります。グループ毎に集まり、各担当者の調査結果を集約してプレゼンテーション資料を作成します(30分程度)。その後、作成したスライドを全員の前でプレゼンテーションします(発表10分+全体討論10分)。そして、全体討論にて指摘された課題や問題点を修正したプレゼンテーション作成を作成し、第3周目にて最終発表を行う(発表15分+全体討論10分)。グループワークは、1チーム4名程度で3チームに分かれて作業を行います。プレゼン資料はパワーポイント等のPCソフトを利用します。質の高いプレゼンテーションを行うことを目指し、講義時間以外の時間にもグループで集まって調査・討論・プレゼン資料作成等を行うことを期待しています。本授業では、グローバルな水環境の変化が我々の生活に及ぼす影響を理解するため、以下に記すようなテーマを題材として想定しています。

1)事実確認:身近にある水はどこからくるのか? 
2)実態把握:地球温暖化した世界の水循環は?  
3)影響評価:地球温暖化した世界でも水には困らない?
4)政策提案:水資源を持続的に確保するには?
5)その他

●成績評価の方法

出席(30%)、講義およびグループ討論への参加意欲・リーダーシップ(40%)、プレゼンテーションの完成度(30%)で成績評価を行う。
学期途中で履修の取りやめを希望する場合は,担当教員の許可を必要とする。

●教科書

プレゼンテーション作成に必要となる書籍情報および資料などの参考資料を紹介する。

●参考書

必要に応じて授業中に指示する。

●注意事項

授業で発表するプレゼンテーションに必要な資料収集およびプレゼンテーションの作成

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

Water is essential not only for our life and also needs to produce our daily food. Luckily, Japan abounds in water resource for domestic use. However, since more than half of our food and agricultural products are imported from the overseas, floods or droughts everywhere in the world may have a serious impact to our daily life. Thus, it is important to acquire the right knowledge how global climate change influence to daily life through changes in hydrological cycle. Through this class, we recognize that our daily life is tightly connected to the world, and then learn the impact of climate change on global water resources. The ultimate goal of this class is to understand the vulnerability of our daily life and discuss the possible solutions through group discussion and debate.


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