●本授業の目的およびねらい
本授業科目は,初年次生を大学教育へ導入し,自立した学習能力を身につけるとともに,文・理に共通した基礎的学力や技能を養うために,多面的な知的トレーニングによって,コモンベーシックとしての読み,書き,話す能力のかん養を図るとともに,真理探究の方法と面白さを学ぶことが目的である。 中世ヨーロッパ史に関する書物を用い、参加者が内容を報告し、相互に議論することを通じて、中世ヨーロッパ世界に関する理解を深めるとともに、報告や議論の仕方を磨く。 「セミナーのテーマ:中世ヨーロッパの歴史を学ぶ」
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●履修条件あるいは関連する科目等
世界史に関心があること。
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●授業内容
教材として『15のテーマで学ぶ中世ヨーロッパ史』を用いる。 各章(全15章)の内容についてハンドアウトを作成し、報告を行った上で、参加者全員で討論を行う。
各章のタイトルは以下の通り。 第1章 キリスト教化と西欧世界の形成 第2章 ローマ・カトリック教会の発展 第3章 中世後期の宗教生活 第4章 戦争の技術と社会 第5章 貴族身分と封建制 第6章 文書と法による統治 第7章 西欧的農業の誕生 第8章 都市という環境 第9章 ラテン・ヨーロッパの辺境と征服・入植運動 第10章 衣服とファッション 第11章 融合する食文化 第12章 都市と農村の住居 第13章 知の復興と書物の変容 第14章 見えないものへのまなざしと美術 第15章 ヨーロッパ音楽の黎明
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●成績評価の方法
発表や討論等の総合的な評価による。
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●教科書
堀越宏一・甚野尚志編『15のテーマで学ぶ中世ヨーロッパ史』ミネルヴァ書房、2013年
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●参考書
服部良久ほか編『大学で学ぶ西洋史[古代・中世]』ミネルヴァ書房、2006年など
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●注意事項
授業で扱う部分をあらかじめ読んでおくこと。 また、授業後には、参考文献を参照しながら、理解を深めること。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
The aim of this seminar is to study the history of medieval Europe and to deepen knowledge about the characteristics of European cultures. You will be also able to acquire and sophisticate skills of presentation and argumentation.
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