●本授業の目的およびねらい
本授業科目は,初年次生を大学教育へ導入し,自立した学習能力を身につけるとともに,文・理に共通した基礎的学力や技能を養うために,多面的な知的トレーニングによって,コモンベーシックとしての読み,書き,話す能力のかん養を図るとともに,真理探究の方法と面白さを学ぶことが目的である。 セミナーのテーマ:メディア研究・ビデオ制作を通したメディアリテラシーの獲得 メディア制作を通してチームでプロジェクトを成し遂げる。
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●履修条件あるいは関連する科目等
履修条件は要さない。将来,テレビ,新聞等で働きたい人から,パソコンの操作に自信にない人まで歓迎する。
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●授業内容
テレビ,新聞,インターネット,広告などのメディアを研究対象とし ・メディアと主体的に関わる能力を身につけよう ・メディアを利用して自分の考えを表現する能力を身につけよう ・コンピュータ,ビデオなどのメディア利用のスキルを身につけよう ・取材や調査を通して,人と関わり、事実を探る楽しさを体験しよう ・グループで協力し,プロジェクトを成し遂げる達成感を味わおう
1.メディアをモニタしよう テレビニュース,新聞記事,雑誌記事などをモニタすることを通して,メディアに対する判断力と思考力を培います。注意深く見ていると社会の動きはもちろん,それぞれのメディアが持つ特質がわかってきます。そして記事の良し悪しまで見えてくればしめたものです。
2.メディアを実際に制作しよう NHK「クローズアップ現代」を参考に,グループでビデオ番組を制作します。番組制作に必要な技術は授業で説明しますが,テーマの設定,企画,構成,取材,ゲスト出演交渉,スタジオ収録までみなさんの主導で進めていきます。番組制作では学生さんの主体的な活動が求められます。
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●成績評価の方法
【本授業の目的およびねらい】に記載した内容が達成されることを合否の基準とする。成績評価基準は、『全学教育科目の履修の手引』を参照。学期途中で履修の取りやめを希望する場合は,担当教員の許可を必要とする。
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●教科書
教科書は指定しないが,必要に応じて授業で資料を配付する。
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●参考書
吉見俊哉著「メディア文化論 --メディアを学ぶ人のための15話 改訂版 」(有斐閣アルマ) その他必要に応じて授業で紹介する。
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●注意事項
ビデオ番組制作に伴う取材,編集など,授業時間外の活動(主に8月上旬)が必要となる。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
Seminar theme: Acquisition of media literacy through media research and video production. Research media such as television, newspapers, the Internet, and advertisements.
基礎セミナーは、名古屋大学入学後初めての少人数講義です。ホームルームのような安心できる場所となると同時に、大学での学びへの入口となるような講義にしたいと思います。
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