●本授業の目的およびねらい
本授業科目は,人文・社会科学系分野の学問体系を認識するとともに,自主的判断能力を培うことが目的である。
より具体的には、古沢泰治・塩路悦朗『ベーシック経済学 新版』を用いて、「マクロ経済学」に重点を置いた解説を行う。
|
●履修条件あるいは関連する科目等
特になし。
|
●授業内容
上記教科書の前半部、ミクロ経済学パートの中から第5章「企業行動と財の供給」を学んだ後、直ちに第9章からの後半マクロ経済学パートに移る。第5章を抜き出す理由は、第14章「人々の将来予想と経済変動」において、企業の価格設定の知識が前提とされるためである。そうして最終第16章「日本経済とマクロ経済学」までカヴァーした後、前半のミクロ経済学パートは取捨選択しながら学ぶ(第15章「経済成長」で登場する「外部性」が扱われている第4章「市場の失敗と政府の役割」など)。
なお、塩路悦朗『やさしいマクロ経済学』の前半は、『ベーシック』のダイジェスト版といった趣であるが、後半では『ベーシッ ク』では扱われていない為替レートについて解説され(第5章「円安・円高と景気の波」)、また、「新しいケインジアンのフィリップス曲線」については、こちらの方が『ベーシック』よりも詳しくかつ分かりやすいので(第6章「景気の波を超えて」)、両者は補完的に使用することが出来る。 また、本講義以降もより進んでマクロ経済学を勉強したい場合は、齊藤誠・岩本康志・太田聰一・柴田章久『マクロ経済学 新版』の携行が推奨される。
|
●成績評価の方法
期末筆記試験(持ち込み不可)を行う予定であるが、詳細は追って指示する。
|
●教科書
古沢泰治・塩路悦朗『ベーシック経済学 新版』2018年、有斐閣。
|
●参考書
塩路悦朗『やさしいマクロ経済学』2019年、日経文庫。 齊藤誠・岩本康志・太田聰一・柴田章久『マクロ経済学 新版』2016年、有斐閣。
|
●注意事項
特になし。
|
●本授業に関する参照Webページ
|
●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
|