●本授業の目的およびねらい
本授業科目は,人文・社会科学系分野の学問体系を認識するとともに,自主的判断能力を培うことが目的である。 地理学は、地理的事象の特徴やそれが生起する仕組みを解釈する学問領域である。本講義では、①グローバル化の進展により、国内外の諸地域における人間の諸活動がいかに変容しているか、②そのような変化が生み出される仕組みはどのようなものか、について解説する。また、地域に関する知識を深めることによって、地理学的な視点・考え方を習得することを目標とする。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし。
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●授業内容
1.はじめに 2.グローバル化の展開 3.今日的グローバル化の特徴 ―脱領域化と再領域化― 4.経済グローバル化の地域的影響 ―輸出代替・逆輸入・輸出誘発の効果― 5.グローバル経済下における地場産業 6.知識創造と地場産業 ―知識創造の場の条件― 7.産業構造の転換と人口動態 8.サービス経済化と格差の生成 9.エスニック・コミュニティの形成メカニズム 10.エスニック・ビジネスの機能 11.グローバル化と農業・農村 ―消費される農村― 12.食のグローバル化 ―エビのフードシステム― 13.反グローバリズムとフェアトレード 14.フェアトレードの深化と拡大 15.おわりに ―グローバル化と地域の変容―
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●成績評価の方法
毎回、授業内容にかかわる課題を与える。 学期末試験30%、小課題70%。「履修取り下げ制度」を採用する。 すべての課題を提出した者にのみ、学期末試験の受験資格を与える。
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●教科書
資料を配布する。
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●参考書
サスキア・サッセン「グローバル空間の政治経済学-都市・移民・情報化」
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●注意事項
特になし。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
特になし。
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