学部・大学院区分学部
時間割コード0045309
科目区分言語文化
科目名 【日本語】英語(セミナー)
科目名 【英語】Academic English Seminar
主担当教員 【日本語】山﨑 雄史
主担当教員 【英語】YAMAZAKI Yushi
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅳ 金曜日 3時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,専門的学習のツールとして外国語の能力を高め,異文化理解を深めて,国際社会に相応しい教養を育むことが目的である。
英語・英語文化にかかわる様々な主題についての文献・資料調査、調査に基づく英語による口頭発表など、少人数授業の利点を生かした学習活動を行い、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学術英語の運用能力をさらに高めることを目指す。
授業の構成
 本授業では、気候変動の問題を主軸に据え、日本、アメリカそして中国の政治、経済、社会、文化をめぐる諸問題を英語のニュース記事を通して精査する。1−2週ごとに異なるテーマやトピックのもとに厳選された新聞記事を読んでいく。
 移民問題、人種やジェンダーをめぐる問題、食産業や貿易の問題、地球温暖化とハリケーン災害の深刻化、など題材は多岐にわたるが、それぞれ単一の独立した問題であるというより、多分に交錯する部分がある複合的な問題であるということに常に留意してほしい。また多くの問題が原因とその結果・影響において、国内に収まらず、すでに国際問題として存在しているということも注意してほしい。日本が現代の後期資本主義国家として共通の問題を抱えているという側面も観察できるかもしれない。
 アメリカの主要なニュース・メディアや良質の調査報道(ドキュメンタリーを含む)を精読もしくは注意深く吟味することによって、諸国において中央・連邦政府、県・州政府、地方自治体、企業や市民団体、そして一般市民など様々な機関・組織・行為の主体が複雑な権力関係やそれを改変しようとする動きを担っているのに気づくだろう。
 具体的にはNew York Times紙、Washington Post紙, the Nation紙, the New Yorker紙などに加え、CNN, PBS (Frontline series), Aljazeera, Democracy Nowなどの報道局の調査報道にも目を配る。
 学生による発表やディスカッションを中心に進めていくが、発表を担当するグループのメンバーは事前に実際に会ってもしくはオンラインでコミュニケーションをとり、パワーポイントでの発表の準備をする。主な論点の整理、根拠となる理由づけや例示、そのデータの出典をできるだけ明確に整理すること。プレゼンテーションの中では、他の生徒の内容理解を促すために肝要なポイントを疑問形式にして聞いても良いし、その上で各生徒の意見や見解を述べてもらうのも良い。
履修条件・関連する科目
なし
成績評価の方法と基準
電子教材20% プレゼンテーション2回 50%
平常点(ディスカッションに対する積極的参加など) 30%
教科書・テキスト
授業中にプリントで配布するか、もしくはNUCTに教材としてアップロードする。
参考書
英和/和英/英英などの(電子)辞書を持参すること。
注意事項
対面授業に加え、課外学習としてe-learningを課し、その成績に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
The purpose of this course is to help students improve their foreign language proficiency, understand foreign cultures, and acquire the knowledge required in a globalized society. In a small-sized class, students will conduct literature reviews and make presentations on topics related to English language/cultures. Students are expected to become competent users of academic English.
初回の授業を欠席した場合は、課外学習の説明資料をアカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。