学部・大学院区分学部
時間割コード0045303
科目区分言語文化
科目名 【日本語】英語(セミナー)
科目名 【英語】Academic English Seminar
主担当教員 【日本語】松岡 光治
主担当教員 【英語】MATSUOKA Mitsuharu
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅳ 金曜日 3時限


本授業の目的およびねらい
* 今期は新型コロナ感染防止のために、オンライン授業を 「Microsoft Teams」で行います。
本授業科目は,専門的学習のツールとして外国語の能力を高め,異文化理解を深めて,国際社会に相応しい教養を育むことが目的である。
英語・英語文化にかかわる様々な主題についての文献・資料調査、調査に基づく英語による口頭発表など、少人数授業の利点を生かした学習活動を行い、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学術英語の運用能力をさらに高めることを目指す。
授業の構成
(1)英語セミナーは定員20名(上限22名)の授業で2単位が与えられるので、学習の量も2倍となる。授業では短篇小説によって英語の精読を、エッセイによって英語の速読を行い、専門的な学術英語に対応できるリーディング力の養成に努める。
(2)授業の前半は英国ヴィクトリア朝の小説家 George Gissing の "An Epiphany"(1895)を精読することで、英語および英語文化についての深い教養を身につける。これは中産階級の裕福な紳士が恋にも仕事にも失敗した男を立ち直らせる物語。ギッシングの英語は、彼が秀才で綺麗な英文を書いていたという理由で、昔は大学入試や教養英語でよく使用されていた。現代社会の学術的な英文を正しく読む、正しく書くための模範となる文章である。予習の時間は各自のリーディング力に応じて30分~90分。授業では、英語・英語文化に関係する文献・資料調査や調査に基づいた形で、担当者が口頭発表する。担当者以外の者は、アット・ランダムに指名されて質問されるので、予習は必須。誰も気がつかないような場合や、教員の解釈が間違っている場合など、妥当と思われる解釈を示した学生は、それに応じてボーナス点を獲得する。
(3)授業の後半は世界各国の奇妙な法律に関するエッセイを速読し、比較文化的な視点を通して異文化理解を深める。こちらも予習は30分~90分で、担当はアット・ランダム形式。教員は、文法と前後関係を正確に押さえた解釈と翻訳をするだけでなく、同意語・反意語とともに日常生活で使用されているカタナカの英単語を説明しながら、学生の語彙力をアップさせる。また、英文読解力を向上する方法として、パラグラフ・リーディングの仕方を学ぶ。
(4)受講生は無料テキストのPDFをプリントアウトし、予習の部分は黒の鉛筆(またはシャープペン)で行い、オンライン授業を受けながら重要事項を書き込んだものを毎週、写メした画像をNUCTの「課題」経由でアップする。オンライン授業の内訳は担当が30%で、毎週の課題(予習+重要事項の書き込み)が50%。
履修条件・関連する科目
英語学習で鋭い問題意識、緻密な分析能力、主体的な思考を身につけること。授業では積極的に質問およびコメントをすること。真面目であること(予習忘れは遅刻扱い、2回の遅刻は1回の欠席に換算)。
成績評価の方法と基準
オンライン授業の成績(80%=担当30%+毎週のレポート50%)+e-learning教材の成績(20%)。
教科書・テキスト
http://victorian-studies.net/meidai/gg-epiphany.pdf
http://victorian-studies.net/meidai/laws-2.pdf
参考書
辞書は研究社の『リーダーズ英和辞典』(または、これが入った電子辞書)、文法に関しては石黒昭博(同志社大学名誉教授)監修の 『総合英語 Forest(第5版)』 (桐原書店、1,450円)を推薦する。
注意事項
オンライン授業に加え、課外学習としてe-learningを課し、その成績に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。
本授業に関する参照Webページ
http://victorian-studies.net/students.html
担当教員からのメッセージ
The purpose of this course is to help students improve their foreign language proficiency, understand foreign cultures, and acquire the knowledge required in a globalized society. In a small-sized class, students will conduct literature reviews and make presentations on topics related to English language/cultures. Students are expected to become competent users of academic English.

初回の授業を欠席した場合は、課外学習の説明資料をアカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。

オンライン授業のTeamsのアドレスは以下のとおり。NUCT経由でも事前に情報を配信します。

https://teams.microsoft.com/l/meetup-join/19%3a9fd249624cd14ba6abdd51ad87b0f11e%40thread.tacv2/1592955030151?context=%7b%22Tid%22%3a%22e4bf763e-9bb5-4b29-90b9-1ef09a89e88e%22%2c%22Oid%22%3a%22163c02c7-c4d4-4ac4-9c34-3c2e1bb0b666%22%7d