学部・大学院区分学部
時間割コード0045102
科目区分理系教養科目
科目名 【日本語】原子・分子の科学
科目名 【英語】Science of Atoms and Molecules
主担当教員 【日本語】伊藤 淳一
主担当教員 【英語】ITO Jun-ichi
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅳ 金曜日 1時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,自然科学系分野の諸現象について,それらの諸現象を学際的,総合的に分析,把握する能力を育むとともに,他の学問分野との関連性について理解することが目的である。
分子は多様な構造を持ち、それぞれの構造に従って様々な性質や機能を示す。本授業では、身近な化学物質が東西交流、産業、戦争や公衆衛生など、様々な局面で重要な役割を果たしてきたことを通じて、社会と化学物質の関係の理解を深めることを目的とする。
授業の構成
以下の項目に関連する分子を取り上げ、その分子の発見の経緯、構造と機能、人との関わりについて紹介します。
・ 古代から近代までの元素論
・ 多様な元素の発見と周期表
・ 原子の構造:電子、陽子、中性子の発見
・ 有機化学の発展
・ スパイスと大航海時代
・ グルコースと奴隷制
・ 高分子化合物と産業革命
・ ニトロ化合物と戦争
・ アンモニアと食料
・ 染料分子と近代化学工業
・ 自然界から得られる有機分子
・ 塩素化合物と公衆衛生
・ 医薬品:医療現場の改革
・ まとめと評価
履修条件・関連する科目
条件はありません。関連科目は化学です。
成績評価の方法と基準
授業での小レポートと発表に加え、期末のレポートにより総合的に評価します。
教科書・テキスト
教科書は指定しません。参考書をもとにした資料を配布します。
参考書
1.化学のコンセプト-歴史的背景とともに学ぶ化学の基礎、舟橋弥益男、小林憲司、秀島武敏(著)、化学同人;2.スパイス、爆薬、医薬品-世界史を変えた17の化学物質、P ルクーター、J バーレサン(著)、小林力(訳)、中央公論新
注意事項
復習を行うこと。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
Courses that provide students with the skills required to analyze and understand phenomena in the field of natural sciences in an interdisciplinary, comprehensive fashion that promotes an understanding of their relationships to other fields of study.

主に有機化学に関連した話題を通じて、身の回りにある化学についての興味を持ってもらいたいと考えています。