学部・大学院区分学部
時間割コード0043202
科目区分言語文化
科目名 【日本語】英語(セミナー)
科目名 【英語】Academic English Seminar
主担当教員 【日本語】木下 徹
主担当教員 【英語】KINOSHITA Toru
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅳ 水曜日 2時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,専門的学習のツールとして外国語の能力を高め,異文化理解を深めて,国際社会に相応しい教養を育むことが目的である。
英語・英語文化にかかわる様々な主題についての文献・資料調査、調査に基づく英語による口頭発表など、少人数授業の利点を生かした学習活動を行い、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学術英語の運用能力をさらに高めることを目指す。
授業の構成
「本授業の目的およびねらい」で掲げた英語文化の特徴の1つであり、日本文化と、この点において対照的ともいえる、大いに「言挙げする」伝統の象徴の1つであるディベートについて、その基本を学び、かつ実践を通して、文献・資料の調査やその結果に基づいて、データとロジックを用いて、自分の主張を英語で第3者に納得させる基礎力を養う。そのため、授業時間の主要な部分は、グループ対抗の形で、英語による、ゲームとしてのアカデミックディベートを行う。
 受講者は、多数決等で予め決めておいた論題について、試合の冒頭の抽選により肯定側、否定側に分かれ、定められた手順に従い、ステップごとで論を戦わせる。ディベートの勝敗はその試合に出場していないグループのジャッジとしての判断と担当講師の判断を基本とする。状況により、留学生等の特別ジャッジが設置されることもありうる。
 これと平行して、英語のアカデミックディベートのルール、命題の分析の仕方、肯定側、否定側のそれぞれの、
基本的戦型、それぞれの立場からの立論とその構成要素、反対尋問の仕方、
反論の仕方、主張、根拠、推論の3者の関係等を学習する。
 また、準備作業を通じて、図書館、インターネットその他の情報収集の方法と効果的
な資料の提示の方法等も学ぶ。
 なお、本授業は口頭による対面状況を主として想定しているが、場合により、書面等に
よるものも取り扱う予定である。
 おおよそ、第1週、第2週でディベートの概念、およびルールの説明、第3週までに
命題、チームの決定、第4週以降は実際のディベートの試合といったスケジュールで進行することを予定している。
履修条件・関連する科目
グループ活動が中心なので、グループへの貢献、協調性、責任感が特に重要である。
成績評価の方法と基準
原則としてグループ毎の勝率を基本とし、ジャッジとしての貢献度等も総合的に考慮する (80%)
他に、注意事項の欄も参照すること (20% )
教科書・テキスト
プリント等使用
参考書
ディベート関係の各書(教室で指示)
注意事項
対面授業に加え、課外学習としてe-learningを課し、その成績に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。
本授業に関する参照Webページ
none
担当教員からのメッセージ
The purpose of this course is to help students improve their foreign language proficiency, understand foreign cultures, and acquire the knowledge required in a globalized society. In a small-sized class, students will conduct literature reviews and make presentations on topics related to English language/cultures. Students are expected to become competent users of academic English.
初回の授業を欠席した場合は、課外学習の説明資料をアカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。