学部・大学院区分学部
時間割コード0041303
科目区分文系教養科目
科目名 【日本語】芸術と人間
科目名 【英語】Art and the Human Being
主担当教員 【日本語】秋庭 史典
主担当教員 【英語】AKIBA Fuminori
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅳ 月曜日 3時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,人文・社会科学系分野の諸現象について,それらの諸現象を学際的,総合的に分析,把握する能力を育むとともに,他の学問分野との関連性について理解することが目的である。

受講生は,実例の学習を通し,芸術の制作や芸術活動のサポートを通じて人々に生きる力を与える方法をゆっくりと身につけていく。その過程で,過去から現在にいたる芸術の流れについての体系的な知識や芸術作品の分析能力も身につけることができる。
授業の構成
初回に,授業内容と単位取得のための条件について説明を行った後,2回目以降に,次のような内容を教科書を用いながら取り扱っていきます。

1 まちとは何か,地域とは何か
2 自分たちが生きている場所はどんな問題を抱えているか
3 芸術で地域をつなげるために何を考えるべきか
4 芸術には人と社会にとってどんな働きをすることができるか
5 人と人を結ぶには,何が大事なのか
6 現代の資本主義のその先に行くには何を考えるべきか
7 未来を開くためには何が重要か

最後に「まとめ」を行います。
1-7,それぞれの内容は,数回にわたることがあります。
また,各授業後,理解度をはかる小テストをNUCTから実施してもらいます。
履修条件・関連する科目
他の芸術系科目をあわせて履修すると理解が深まる。
成績評価の方法と基準
履修取下げにあたり,履修取下げ届を必要としない。F:小テスト提出回数不足なのに期末試験受験。W:1/3超の小テストを提出していない,あるいは, 出席と小テスト提出回数を満たして期末試験不受験。
教科書・テキスト
北川フラム(2015)『ひらく美術− 地域と人間のつながりを取り戻す』ちくま新書
ISBN978-4-480-06842-2
参考書
藤田直哉編著(2016)『地域アート− 美学/制度/日本』堀之内出版 978-4906708550 ほか講義中に適宜指示する。
注意事項
教科書を指定しているので,授業の予習と復習を必ず行うこと。予習は,授業の終わりに次回授業範囲の予告を行うので教科書を学習しておくこと。復習は,授業で配布された資料とあわせて行うこと。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
Students gradually learn how to empower people through the production of art and the support of artistic activities. In the process, students will gain the systematic knowledge of the history of contemporary art and the ability to analyze works of art.

芸術に関心がない人には向かない。また,芸術作品の作り方を学ぶ授業ではない。さらに,芸術作品の鑑賞は鑑賞者の自由に任されるべきだ,という意見を持っている人には受講する必要がない。