学部・大学院区分学部
時間割コード0041302
科目区分文系教養科目
科目名 【日本語】科学・技術の哲学
科目名 【英語】Sciences and Engineering Philosophy
主担当教員 【日本語】井上 研
主担当教員 【英語】INOUE Ken
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅳ 月曜日 3時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,人文・社会科学系分野の諸現象について,それらの諸現象を学際的,総合的に分析,把握する能力を育むとともに,他の学問分野との関連性について理解することが目的である。
本授業では身近にありながら実はあまりよく分かっていない「科学・技術」について、「科学と技術の歴史」を通じて考えていく。
授業の狙い:科学と技術の関係性、科学観の変遷、科学的な世界の捉え方について考察する。
授業の構成
科学・技術史:古代から現代に至るまでの科学・技術の歴史を知る。科学革命ならびにその後、科学がいかにして制度化され、専門職業化されてきたのか(第二次科学革命)について学ぶ。

科学はどのようにできたのか?
・科学の黎明期:古代ギリシア時代、アリストテレス的世界観ーアリストテレス、プトレマイオス
・科学革命I:アリストテレス的世界観の崩壊ーコペルニクス、ケプラー
・科学革命II:自然の数学化ーガリレオ、ニュートン
・科学革命III:機械論的世界観ーデカルト

科学はどうやって技術と結びついたのか?
・科学の制度化ー第二次科学革命
・工学者の誕生
・啓蒙主義と科学の大衆化
・科学の専門分化、職業化ー「科学者」の誕生

科学の変貌と科学技術革命
・科学技術革命
・科学の産業化
履修条件・関連する科目
関連する科目:「科学・技術の倫理」、「科学技術社会論」、「科学技術史」
本授業は「科学哲学」と呼ばれる分野の概説であるが、哲学に関する前提知識などは特には要求しない。 
成績評価の方法と基準
・中間レポート(50%)、期末レポート(50%)の合計点で評価する。
・履修取り下げ制度を採用する。 
教科書・テキスト
特に指定しない。 
参考書
野家啓一『科学哲学への招待』ちくま学芸文庫、戸田山和久『科学哲学の冒険』NHKブックス、村上陽一郎『岩波講座現代工学の基礎 工学の歴史』岩波書店、古川安『科学の社会史』など。授業内で適宜紹介していく。
注意事項
特になし。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ