学部・大学院区分学部
時間割コード0041301
科目区分文系教養科目
科目名 【日本語】生と死の人間学
科目名 【英語】Human Life and Death
主担当教員 【日本語】吉田 純
主担当教員 【英語】YOSHIDA Jun
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅳ 月曜日 3時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,人文・社会科学系分野の諸現象について,それらの諸現象を学際的,総合的に分析,把握する能力を育むとともに,他の学問分野との関連性について理解することが目的である。
生と死の人間学が本授業の科目名である。今年の春、大学に入学した皆さんは青春の日々にあり、生を謳歌している最中で、深刻に死について考えることなどないのが普通であろう。人は生まれた以上必ず死が訪れるが、周囲で新たな生の誕生がある。死と、新たな生を対比的に描いた映像作品などを通じて、生だけでなく死についても考えてみる。
授業の構成
・オリエンテーション(授業内容の紹介)
・映画『家族』を見る(前半)
・映画『家族』を見る(後半)
・黒沢明作 映画『生きる』を見る(前半)
・黒沢明作 映画『生きる』を見る(後半)
・映画『私は貝になりたい』を見る(前半)
・映画『私は貝になりたい』を見る(後半)
・木下恵介作『二十四の瞳』を見る(前半)
・木下恵介作『二十四の瞳』を見る(後半)
・小津安二郎作 映画『東京物語』を見る(前半)
・小津安二郎作 映画『東京物語』を見る(後半)
・授業総括(反省会)

生と死について語った書物は数えきれない。しかし、授業の形態として、本を読み考える
ことの繰り返しは、本しか無かった昔と違い、幼い頃からテレビに親しんできた皆さんに
とって、艱難辛苦の連続になる懸念がある。見る映像作品はいずれも制作年代の古いもの
で、この授業で始めてその存在を知るというものが多い。古いのだが、皆さんにはそれが
かえって新鮮に感じられるだろう。そしていずれも死と生について考えるための良い材料
になると考える。
履修条件・関連する科目
「哲学」
成績評価の方法と基準
見た作品について、それぞれ感じたこと、考えたことを書いてもらう。
教科書・テキスト
授業に必要なものは当方で用意し配布する。
参考書
授業に必要なものは当方で用意し配布する。
注意事項
特に無し。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
Courses that provide students with the skills required to analyze and understand phenomena in the humanities and social sciences in an interdisciplinary, comprehensive fashion, promoting an understanding of their relationships to other fields of study.

難しい科目名だが、互いに良好な雰囲気を築き、真摯に学びたい。