学部・大学院区分学部
時間割コード0041213
科目区分全学教養科目
科目名 【日本語】異文化論
科目名 【英語】Cross-Cultural Understanding
主担当教員 【日本語】井上 研
主担当教員 【英語】INOUE Ken
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅳ 月曜日 2時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,専門分野を問わず,豊かな人間性を育み,総合的判断能力をかん養することが目的である。
本授業科目は、自らが自分の生活の中に“見知らぬ他者”を見いだし、“見知らぬ他者”と積極的に対話する力を身につけることを目的とします。
授業の構成
以下は授業で扱う主なトピックです。

・文化とは何か:文化についてのモデルや特徴について学びます。

・多文化共生ロールプレイングゲーム「ひょうたん島問題」を行い、異なる文化を持つ集団同士の共生・共存問題について体験、考察します。
・多様性ゲーム「エイリアンの住む惑星への旅立ちーMission to VOLA-X5」を行い、自分の持っている固定観念について考察します。


・意味などなくても生まれる「派閥」と「差別」
・偏見、ステレオタイプ的思考:偏見やステレオタイプの形成メカニズムについて学びます。

・コミュニケーションとは何か:コミュニケーションのメカニズムについて学びます。
・非言語コミュニケーション:異文化コミュニケーションにおける非言語コミュニケーションの影響について学びます。


以上の内容の学習を通じて「文化的な背景の異なる他者(集団)と共存・共生することはいかにして可能なのか?」について考えます。
履修条件・関連する科目
特になし
成績評価の方法と基準
・ 講義への参加(コメントやグループワークへの参加):40点
・ レポート:60点
履修取り下げ制度を利用しません。
教科書・テキスト
特に指定しません。講義内でレジュメを配布します。
参考書
原沢伊都夫『異文化理解入門』研究社
リチャード・パワーズ『多様性ゲーム「エイリアンの住む惑星への旅立ち」バベルプレス
八代京子ら『異文化トレーニング:ボーダレス社会を生きる』三修社
藤原孝章『シミュレーション教材「ひょうたん島問題」』明石書店
注意事項
本授業では、「諸外国の文化について学ぶ」「留学生と交流する」といったことはやりませんので注意してください。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
Courses that help students of all specialties to develop well-balanced characters and comprehensive decision-making skills.

本授業では、あなたの隣に座っている友人をも「見知らぬ他者」と見なし、友人との日常的な対話もあえて「異文化コミュニケーション」ととらえて考察していきます。それによって、受講生のみなさんに「異文化⇔外国文化」ではないことを意識してもらいたいからです。
 皆さんが「見知らぬ他者」とのコミュニケーション、そして共生について真剣に(でも楽しく)考察するきっかけになれば幸いです。
 違いを認める・尊重するとはどのようなことなのか一緒に考えていきましょう。