学部・大学院区分学部
時間割コード0041207
科目区分全学教養科目
科目名 【日本語】芸術と人間精神
科目名 【英語】Art and Human Minds
主担当教員 【日本語】伊藤 大輔
主担当教員 【英語】ITO Daisuke
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅳ 月曜日 2時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,専門分野を問わず,豊かな人間性を育み,総合的判断能力をかん養することが目的である。
【授業のねらい】この授業では、主として日本の仏像についてお話しします。仏像は現在、ジャパニーズカルチャーの一角を担うコンテンツとして広く人気を博しています。また和の心に癒しを求める人々をも強く引き付けています。このような現代日本のカルチャーの状況をうけて、この授業では、仏像の初歩的な見方をお話し日本文化への理解を養成します。また日本について国際的に発信する素地を築きます。
授業の構成
授業内で以下のトピックをお話しします。

1.イントロダクション
2.飛鳥時代の仏像
3.白鳳時代の仏像
4.天平時代の仏像
5.平安時代初期の仏像
6.平安時代後期の仏像
7.鎌倉時代の仏像

授業では、まず各時代の政治的、文化的な時代背景を確認し、次に各時代の仏像の全般的な特徴(時代様式)についてお話しします。さらに各時代を代表する仏像=個別作品の様式的特徴についてお話ししてゆきます。
履修条件・関連する科目
細かい履修条件はありませんが、仏像に関心のある方が基本になります。また関連分野として仏教などの宗教学、日本の文学、芸能、歴史、さらに造形芸術にかかわる美学や芸術学そして美術史学、モノの学問としての考古学などに関心を広げたい方も対象です。
成績評価の方法と基準
主として期末のレポート試験によって評価します。授業内容の理解度、その上で自らの議論を展開する応用力、自らの議論に必要な文献や作品を発掘する検索力、実作品に触れた経験の深さ、その経験を的確に言葉に直すことの出来る表現力等を総合的に判断します。
教科書・テキスト
特にありませんが、授業内で適宜プリントを配布します。(NUCTから各受講者にダウンロードしていただく形をとる場合もあります。)
参考書
辻惟雄『日本美術の歴史』(東京大学出版会)ISBN 4130820869
佐藤康宏『改訂版 日本美術史』(放送大学教科書)ISBN 4595314752
注意事項
受講者には、美術館・博物館・神社仏閣等に自主的に訪れ実際に仏像に触れることを望みます。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
授業では、図版をスクリーンに映写してお見せしますが、立体物である仏像は実物を見るに越したことはありません。
日々の時間の中で、神社仏閣・美術館博物館等に積極的に足を運ぶことをおすすめします。
It is recommended that you actively visit shrines, temples, museums, etc. in your daily time and see Buddhist sculptures in your own eyes.