学部・大学院区分学部
時間割コード0025413
科目区分言語文化
科目名 【日本語】英語(コミュニケーション)
科目名 【英語】Academic English Communication
主担当教員 【日本語】長畑 明利
主担当教員 【英語】NAGAHATA Akitoshi
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅱ 金曜日 4時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,専門的学習のツールとして外国語の能力を高め,異文化理解を深めて,国際社会に相応しい教養を育むことが目的である。
リスニングとスピーキングを主としたコミュニケーションの能力を高める授業を行い、日常会話、さらにはディスカッションやプレゼンテーションのための基礎力を養成する。
授業の構成
種々のニュース記事を読み、それらについて自分の意見を英語で(口頭および文書で)表明する練習をする。授業は原則として英語で行う。口頭での意見表明(発表)は原則的にグループワークまたはペアワークの形で行うが、学期中に1度か2度、全員の前でも発表をしてもらう。毎回の授業は次のような形で行う予定。

・授業は教科書に従って行う。受講者は教科書の指定された英文について意見を言う準備をした上で授業に臨む。
・授業では最初に英文の内容理解を行い、次に、少人数のグループあるいはペアに分かれ、その日のトピック/文章について、自分の意見を言う(発表をする)。
・意見は単なる内容の報告にとどまらず、根拠に基づく、自分なりの考えを展開するものであることが期待される。文章に示される見解に対する反論、そこに示された事柄の別の文脈における例の紹介などが望ましい。
・発表のために各自前もって原稿を用意し、それを暗記して話す。あるいは、原稿をちらりちらりと見ながら話す。原稿を棒読みしてはいけない。原稿はコピペしないこと。
・発表の後、質疑応答を行う。また、原稿の内容をエッセイにした英文を授業終了時に提出してもらう(受講者の人数にもよるが、学期中に1度か2度)。
・最後に、2名程度の学生(あらかじめ指定しておく)が全員の前で発表を行い、教員およびクラスメートからの質問を受ける。この場合発表者は原稿を見てはいけない。質疑は特に重要である。質問回数は成績評価の授業点に加える。
・英語及びアメリカを中心とする英語圏の文化や社会についての一般常識も習得してもらう。その一環として学期中に1、2曲を(古い)歌も歌いたい。 英字新聞の見出しの読み方も学ぶ。
・教科書の目次は https://text.asahipress.com/english/detail.php?id=1653 参照。
履修条件・関連する科目
学習に対する意欲。向上心。基礎的な文法力。社会的関心。
成績評価の方法と基準
「ぎゅっとe」20%、検定試験30%、授業点(発表、エッセイ、質問を含む)20%、定期試験30%の予定。基礎的な文法力を単位取得の条件とする。
教科書・テキスト
高橋、伊藤、Powell, 15 Selected Units of English through the News Media (Asahi Shuppan) 978-4-255-15655-2
参考書
ジェイムズ・H・M・ウェブ『日本人に共通する英語のミス151』(増補改訂版)(ジャパンタイムズ)。マーク・ピーターセン『日本人の英語』(岩波新書)。ケリー伊藤『英語ロジカル・ライティング講座』(研究社)。その他必要があれば、授業HPにて、また、授業中に教室で紹介する。
注意事項
課外学習として「Academic Express3」を課し、その消化率に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。また、TOEFL ITP(Listening,Structure)の評価を30%とする。5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。英語検定試験による単位認定を申請する学生以外は、履修取り下げを認めない。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
The purpose of this course is to help students improve their foreign language proficiency, understand foreign cultures, and acquire the knowledge required in a globalized society. This course will help students improve their communicative ability and master basic skills for discussion and presentations.
課外学習の説明資料は、アカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。
(注意事項続き)
・遅刻2回で欠席1回分とみなす。また、30分以上の遅刻は欠席扱いとする。
・私語、ケータイ、睡眠禁止。必要に応じてネットにアクセスしてもらう場合がある。
・作文における「剽窃」、定期テストのカンニングは成績不可。期限後の提出物提出は評価 1/2。
(アドヴァイス)
・卒業時の英語の力が入学時よりも高くなることを目指して学習しよう。
・少し背伸びしてもよいので、英語の新聞・雑誌、やさしめの小説などを読んでみよう。あるいは、英語のテレビ番組やネットの番組(TED など)を見てみよう——日本語字幕ではなく、英語字幕を使ってみよう。TED おすすめ:"Evelyn Glennie Shows How to Listen"。
・自分でセンテンスを作り、使ってみることが大事。話すときは、まず主語を言い、それに続く動詞を言う癖をつけるとよい。
・予習の際には音読奨励(読めない単語は発音を確認すること)。