学部・大学院区分学部
時間割コード0025401
科目区分言語文化
科目名 【日本語】英語(中級)
科目名 【英語】Academic English Intermediate
主担当教員 【日本語】布施 哲
主担当教員 【英語】FUSE Satoshi
単位数1
開講期・開講時間帯Ⅱ 金曜日 4時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,専門的学習のツールとして外国語の能力を高め,異文化理解を深めて,国際社会に相応しい教養を育むことが目的である。そのねらいは、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学術英語を使いこなす能力を身につけるところにある。論理的な英文のカギとなるエッセイの構造に着目し、目的に応じて必要な情報をいかに読みとるか、また逆に、自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかを学ぶ。将来、専門の論文を英語で読んだり書いたりする時に、指針となる英文構成法の基礎、および実際に役立つ英語表現を多く習得する。
授業の構成
授業の前半は、英文記事の簡単な読解を行う。記事は主に英字新聞の記事の写しであり、毎回の授業のはじめに配布する。後半は、前半で読解した記事の内容について、あらかじめ指名された学生数人に簡単な口頭発表を行ってもらう。
また、発表者以外の学生からの質疑応答、討議を交えることで、とりわけ不特定他者との(英語)コミュニケーションを行うための“度胸”を身に付ける。
口頭発表では、一人につきおよそ五分間の時間が与えられ、記事内容に関連した主題を各自で自由に設定し、それについての発表を行ってもらう。
質疑応答・討論も口頭発表も英語で行うが、それらに関しては以下の三点を注意されたい:

1)細かい文法上、表現上の誤りを過度に気にしない。
2)辞書を用いて、積極的に適切な表現をその都度見つけ出すことを怠らない。
3)英語表現の練習であると同時に、自らの視点や分析を表明することそれ自体の練習で
もある。

なお、必要に応じて日本語による発表・討論の時間をはさむ可能性もあるが、これは語学以前の論理構築能力を涵養するためのものである。

また、必要に応じて英作文の時間をはさむこともある。

加えて、随時、英語で歌われるポピュラー音楽を鑑賞し、英語の発音ならびに発音の地域差、様々な訛り(イギリス英語、アメリカ英語、アフリカ系アメリカ人英語等)の存在に関する認識を深めるための機会を設けることになるだろう。
履修条件・関連する科目
特になし。
成績評価の方法と基準
発表(30%)、レポート(20%)、課外学習(20%)、TOEFL-ITP(30%)
教科書・テキスト
特になし。
参考書
特になし。
注意事項
課外学習として「ぎゅっとe」リーディングを課し、その消化率に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。またTOEFLITP (Reading)およびCriterionの評価を30%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。英語検定試験による単位認定を申請する学生以外は、履修取り下げを認めない。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
The purpose of this course is to help students improve their foreign language proficiency, understand foreign cultures, and acquire the knowledge required in a globalized society. Students are expected to master professional academic English. With a special focus on essay structures, students will learn how to extract necessary information effectively and write in a logical and persuasive manner. Students will also study sentence composition methods and useful expressions.
課外学習の説明資料は、アカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。