学部・大学院区分学部
時間割コード0025317
科目区分理系基礎科目
科目名 【日本語】化学基礎Ⅱ
科目名 【英語】Fundamentals of Chemistry II
主担当教員 【日本語】野呂 篤史
主担当教員 【英語】NORO Atsushi
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅱ 金曜日 3時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,自然科学系分野の学問体系を認識するとともに,自主的判断能力を培うことが目的である。
 本授業科目の受講により、熱と他の形態のエネルギー(たとえば力学的仕事)との関係、特に熱が力学的仕事に変換されるときに物質の巨視的状態にどのような影響を及ぼすかを取り扱う学問である熱力学の基本概念を理解し、数式用いた簡単な応用もできるようにすることが本授業の目標である。
授業の構成
教科書に沿って、下記項目について講義し、答合せを含めた演習についても複数回行う。
なお、講義の最後には小テストを行うので、講義で扱う範囲を積極的に予習してくること。授業では資料を配布予定である。
1.熱力学第一法則(教科書6章)
2.エンタルピー(教科書6章)
3.熱力学第二法則(教科書7章)
4.カルノーサイクル(教科書7章)
5.エントロピー(教科書7章)
6.自由エネルギー(教科書7章)
7.化学ポテンシャル(教科書7章、8章)
8.相図(教科書8章)
9.化学平衡(教科書9章)
10.溶液(教科書11章)
履修条件・関連する科目
化学基礎I、微分積分学I
成績評価の方法と基準
期末試験(65点)及び演習・小テスト(35点)、計100点満点で評価し、60点以上で合格とする。
なお、学期途中で履修意思がなくなった場合は、履修取り下げ届を提出する必要がある。
教科書・テキスト
野村浩康・川泉文男 共編 
「理工学系学生のための化学基礎 第7版」(学術図書出版社)
ISBN-13: 978-4780603514
参考書
アトキンス著、千原秀昭・中村亘男訳 「アトキンス 物理化学 上」(東京化学同人)
岡崎進著 「物質の熱力学的ふるまいとその原理 -化学熱力学-」(サイエンス社)
注意事項
教科書や配布資料は自宅で十分に復習しておくこと。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
By taking this course, students will learn the basic concept of thermodynamics that deals with the relationship between heat and other forms of energy (eg, mechanical work). Another goal of this course is to enable students to do simple calculations using mathematical formulas.