学部・大学院区分学部
時間割コード0025134
科目区分理系基礎科目
科目名 【日本語】力学Ⅱ
科目名 【英語】Foundations of Mechanics II
主担当教員 【日本語】西口 浩司
主担当教員 【英語】NISHIGUCHI Kouji
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅱ 金曜日 1時限


本授業の目的およびねらい
【目的】本授業科目は,自然科学系分野の学問体系を認識するとともに,自主的判断能力を培うことが目的である。
具体的には,現代科学技術において重要な基礎分野の一つであるニュートン力学から,主として質点系と剛体の運動について学ぶ。
【ねらい】本授業により,ニュートン力学の基本概念と手法について理解を深めるとともに,それらを応用する理工系分野を学ぶための基礎学力を養う。
授業の構成
1.ニュートン力学の概観
 工学のおける位置づけ,ニュートン力学の成り立ち,ニュートンの運動3法則,エネルギー保存則

2.質点系の力学
 質点系の運動方程式,運動量と角運動量の保存則,2体問題,惑星の運動

3.剛体の力学
 剛体の運動方程式,慣性モーメント,固定軸まわりの運動,平面運動

4.座標変換と見かけの力
 慣性力,遠心力,コリオリの力
履修条件・関連する科目
力学Ⅰを履修していることが望ましいが,未履修でも受講可能である。
成績評価の方法と基準
期末試験とレポート試験により評価する:レポート試験50%,期末試験50%。レポート試験は毎回の講義後に提示する。成績評価基準は,「全学教育科目の履修の手引き」を参照。学期途中で履修の取りやめを希望する場合は,履修取り下げ届けを提出すること。提出がなく期末試験を欠席した場合,評価は「F」とする。
教科書・テキスト
力学[新訂版],阿部龍蔵,サイエンス社,ISBN-10 : 4781906818
参考書
・プリンシピア 自然哲学の数学的原理 第1編 物体の運動 (ブルーバックス),アイザック・ニュートン (著), 中野 猿人 (翻訳),講談社,ISBN-10 : 4065163870
・プリンキピアを読む―ニュートンはいかにして「万有引力」を証明したのか? ,和田 純夫,講談社,ISBN-10 : 4062576384
・古典力学の形成―ニュートンからラグランジュへ,山本義隆,日本評論社,ISBN-10 : 4535782431
・単位が取れる力学ノート,橋元 淳一郎,講談社,ISBN-10 : 4061544519
・力学キャンパス・ゼミ,馬場 敬之,マセマ出版社,ISBN-10 : 4866151420
注意事項
講義中の質問を歓迎する。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
Students will learn about the point mass system and the rigid body motion from Newtonian mechanics, which is essential in modern science and engineering.

Through this course, students will deepen their understanding of the basic concepts and methods of mechanics and cultivate necessary academic skills to learn science and engineering fields that apply them.