学部・大学院区分学部
時間割コード0025109
科目区分言語文化
科目名 【日本語】英語(中級)
科目名 【英語】Academic English Intermediate
主担当教員 【日本語】井原 伸浩
主担当教員 【英語】IHARA Nobuhiro
単位数1
開講期・開講時間帯Ⅱ 金曜日 1時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,専門的学習のツールとして外国語の能力を高め,異文化理解を深めて,国際社会に相応しい教養を育むことが目的である。そのねらいは、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学術英語を使いこなす能力を身につけるところにある。論理的な英文のカギとなるエッセイの構造に着目し、目的に応じて必要な情報をいかに読みとるか、また逆に、自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかを学ぶ。将来、専門の論文を英語で読んだり書いたりする時に、指針となる英文構成法の基礎、および実際に役立つ英語表現を多く習得する。
授業の構成
研究論文を英語で執筆する能力を主に養成する。学術論文の基本的な構成と、それらをいかに英語で表現するかを学び、そのうえで、ごく簡易な論文を実際に執筆する。この過程で有用なツールの利用法についても講義する。具体的には、以下の事項を学ぶ。各事項について、1回から3回に分けて授業を行う。
1) 研究背景
2) 先行研究のレビュー
3) 研究の目的・研究課題
4) 方法
5) 結果・考察
6)結論

・当面はNUCTとZoomを用いた授業を実施する(ただし、大学本部の決定等を理由に、別の会議ツールの使用に変更される可能性もある)。事前に授業のZoom URLとパスコードをNUCTを経由して知らせるので、授業開始時間までにログインして参加すること。なお、Zoom URLとパスコードを授業参加者以外に教えることは厳禁とする。
・本授業では、予習を要さないものの、ほぼ毎回宿題が出されるため必ずやってくること。教員は、授業開始時点で宿題を提出物として回収する。宿題の未提出1回ごとに「成績評価の方法と基準」の「授業冒頭で提出する課題および授業への取り組み」を5ポイント減点する。なお、提出物がない回であっても、欠席した学生は同様に5ポイント減点する。
・本授業は、英作文執筆の作業をともなうため、ディスプレイの小さいスマートフォンよりもパソコンで参加することを勧める。教員が授業で用いる文書作成ソフトウェアは、Microsoft Wordであり、その基本的な使用方法も授業する。Microsoft Wordを持たない学生は、http://www.icts.nagoya-u.ac.jp/ja/services/office365/を参照し、Office 365 Educationを使用できるようにしておくこと。
・いかなる授業を妨害する行為は厳禁とする。他学生が授業を受ける権利を侵害する行為が発生した場合、名古屋大学の規定に従い、粛々と処理する。
履修条件・関連する科目
履修条件は要さない
成績評価の方法と基準
課外学習(20%)、TOEFL ITP(Reading)およびCriterion(30%)、授業冒頭で提出する課題および授業への取り組み(20%)、期末レポート(30%)。合計点が100点中60点未満でFとする。
履修取り下げ届の提出は求めない。5回以上欠席した場合や、期末レポートを提出しなかった場合はWとする。ただし、英語検定試験による単位認定を申請し、認められた場合は、Wの要件を満たしていても単位を認定する。
教科書・テキスト
必要に応じて授業で示す。
参考書
必要に応じて授業で示す。
注意事項
課外学習として「ぎゅっとe」リーディングを課し、その消化率に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。またTOEFLITP (Reading)およびCriterionの評価を30%とする。
上記の通り、授業内で指定した宿題を必ず次回までに実施し、次回授業冒頭で提出すること。


・上記授業冒頭の提出物回収は、出欠確認も兼ねている。特別な事情がない限り、ここで出席が確認できない学生は、遅刻してきても欠席とみなすので注意すること。なお、宿題がない回でも、教員は授業開始時にNUCTを通じ出欠をとる。ここでも遅刻は欠席とみなすので注意すること。
・ICTを用いた遠隔授業について、自身のインターネット環境などを理由に受講できない学生は、所属部局に相談し、アクセスポイントの利用など、可能な限りの措置をとること。
・「氏名(本名を日本語表記(留学生はアルファベットも可))+学籍番号」をユーザー名として授業に参加すること(例えば、氏名が名大太郎で学籍番号が12345678なら、ユーザー名は「名大太郎12345678」とする)。上記出欠確認および提出物回収の際、NUCTだけでなく、Zoom参加者も参考として記録することがあるので、その際、学籍番号や氏名が不明といった事態は避けるように注意すること。
・毎回、授業開始時までにNUCTに資料をアップするので、確認・入手しておくこと。
・教員側のインターネットの接続状況次第で、授業が中断することもあり得るが、次善の策をとってできるだけ早く授業に復帰するので、中断した場合はしばらく待つこと。どうしても教員の授業復帰が難しい場合は、NUCTを通じて対応を連絡する。
・授業に参加する際は、学生個々の発言を教員が求めるとき以外は、マイクのミュートをONにすること。教官からの指名で発言を求められた際には、OFFにしたうえで発言し、それが終了したらONに戻すこと。
・授業内ではZoomのチャットをONにしておくこと。授業に関連する質問は、Zoomの「挙手する」機能を用いるか、チャットを用いて行う。「挙手する」にせよチャットにせよ、良い質問やコメントだと教官がみなした場合は、ボーナス点を付与することがある(また、授業に関連する質問・コメントである限り、また、他者への中傷を含む公序良俗に反する内容でない限り、「良い質問・コメント」でなくても減点の対象にはしない)。その際、当該質問に答えられる学生は、チャットを通じて答えてもよい。その答えが適格であれば、これもボーナス点を付与する対象とする(なお、その答えが間違っていても、全く質問と無関係な回答であったり、他者への中傷を含む公序良俗に反する内容であったりしない限り、減点の対象にすることはない)。
・教員が授業を録画し、NUCTにアップすることはしない。学生が授業の風景を撮影・録画することも許可しない。また、授業で用いた資料は、授業履修者のみに使用が許されている。撮影や録画、さらには授業の資料をインターネット上にアップするなどの行為は、著作権法違反となる可能性があるので注意すること。
・以上の内容は、オンライン講義を実施していく中で、あるいは大学本部の決定等を理由に変更される可能性がある。そのたびに、NUCTにアップするので確認すること。
・いわゆる「Zoom爆弾」等、内外から授業を妨害する行為が確認された場合は、教員が強制的に授業を終了させることがある。その場合は、すみやかにNUCTを通じて授業を再開させる方途を連絡するので、確認のうえ、実行すること。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
The purpose of this course is to help students improve their foreign language proficiency, understand foreign cultures, and acquire the knowledge required in a globalized society. Students are expected to master professional academic English. With a special focus on essay structures, students will learn how to extract necessary information effectively and write in a logical and persuasive manner. Students will also study sentence composition methods and useful expressions.
課外学習の説明資料は、アカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。