学部・大学院区分学部
時間割コード0025104
科目区分文系基礎科目
科目名 【日本語】統計学
科目名 【英語】Statistics
主担当教員 【日本語】増田 淳矢
主担当教員 【英語】MASUDA Junya
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅱ 金曜日 1時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,人文・社会科学系分野の学問体系を認識するとともに,自主的判断能力を培うことが目的である。
昨今ではインターネット等で簡単に統計データを取得することができるようになってきた。また、ビッグデータ等でさまざま統計データが利用されている。本授業ではこのように社会一般でよく利用されている統計データの見方・読み方を講義する。
授業の構成
本授業では座学を基本として基礎的な統計理論を学んでいく。遠隔事業で行うため、解説動画を見た後に、練習問題をを解く方式にする予定である。
基本的に最初に記述統計と呼ばれる平均や分散、共分散や相関など、全体の統計データから、その特徴をつかむ方法について学んでいく。次に不確実性のもとで現実を把握するために確率について学ぶ。そして仕上げとして、少ない統計データから全体を推測する推測統計について学んでいくことになる。具体的には以下の講義題目で授業を進める予定である。
1.統計データの種類とグラフの見方
2.平均・分散・偏差値
3.相関と共分散
4.確率の考え方
5.正規分布
6.T分布
7.カイ二乗分布とF分布
8.標本の考え方
9.推定/区間推定
10.検定

なお、授業はプレゼンテーションソフトに音声を付加したものをNUCTに掲載する予定である。また、練習問題や宿題についてもNUCTに掲載する予定である。授業の内容は教科書に内容に沿って進める予定である。教科書の単元を見て予習や練習問題を解くことを推奨する。
履修条件・関連する科目
特に履修条件は定めない。ただし、高校数学の数Ⅰ・Ⅱ・A・B程度は理解していることを前提に授業を行う予定である。
成績評価の方法と基準
期末試験を対面で行うことが可能ならば期末試験(70パーセント)、課題・宿題(30パーセント)とする予定である。
対面で期末試験を行うことができないならば、、課題・宿題(100パーセント)
履修取り下げ届の提出は求めない。
教科書・テキスト
豊田利久他著『基本統計学』(第3版東洋経済新報社2010年) ISBN-13: 978-4492470831
参考書
大屋幸輔著『コア・テキスト 統計学』(第2版新世社2012年)ISBN-13: 978-4883841783
注意事項
授業資料や宿題・課題等はNUCTに掲載する予定である。変更する場合もNUCTで連絡をするのでそれを見ること。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
統計学は一般的には数学の一種と見なされ文系の学生からは敬遠されがちである。しかし、不確実な現実から法則性を導き出す『ツール』であるため、社会科学や人文科学等の一般に文系と呼ばれる分野でもよく使われている。統計学を利用することで文系の学問においてもデータを利用して分析できるようになるのでがんばって統計学を学んで欲しい。


Goals and Objectives of the Course
In recent years, it has become possible to easily acquire statistical data on the Internet. In this class, we will lecture how to view and read statistical data that is commonly used in society in general.