学部・大学院区分学部
時間割コード0024523
科目区分基礎セミナー
科目名 【日本語】基礎セミナーB
科目名 【英語】First Year Seminar B
主担当教員 【日本語】許 明子
主担当教員 【英語】HEO Myeongja
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅱ 木曜日 5時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,初年次生を大学教育へ導入し,自立した学習能力を身につけるとともに,文・理に共通した基礎的学力や技能を養うために,多面的な知的トレーニングによって,コモンベーシックとしての読み,書き,話す能力のかん養を図るとともに,真理探究の方法と面白さを学ぶことが目的である。
本セミナーでは日本の様々な言語活動の場面において、コミュニケーション活動ができるかについて、留学生とグループ活動を通して考える。異文化コミュニケーションの観点から日本語の特徴を理解し、コミュニケーション能力を身につける。
授業の構成
本セミナーでは日本で学んでいる外国人留学生にどのような問題が生じているのかについて、日本語教育およびコミュニケーション活動の観点から、次のような内容について議論する。
(1)日本語のコミュニケーション・スタイル
 日本語のコミュニケーション・スタイルと日本語の特徴について概観
(2)様々な言語行動におけるコミュニケーション活動
 日常のコミュニケーション場面と言語行動の特徴について考える
(3)対人関係の構築のためのプロジェクト活動
 コミュニケーション・スタイルと対人関係の構築について学ぶ。
 留学生とのグループ活動を通してプロジェクトの実践を行う
(4)相互理解のためのコミュニケーション
 プロジェクトから取得したデータを分析し、コミュニケーション活動と相互理解について分析を行う
(5)ロールプレイとコミュニケーションの実践 
 言語行動の場面を設定し、コミュニケーション活動の実践を行う
履修条件・関連する科目
基礎セミナーA(日本語教育学入門)(石崎俊子先生担当)の授業を一緒に受講することをお勧めします。
成績評価の方法と基準
授業への参加度:30%
課題達成度:30%
期末レポート:40%
教科書・テキスト
必要に応じてプリントを配布する。
参考書
『講座・日本語教育学』第1巻 文化の理解と言語の教育、縫部義憲監修、スリーエーネットワーク(2005)
『講座・日本語教育学』第2巻 言語行動と社会・文化、縫部義憲監修、スリーエーネットワーク(2005)
注意事項
グループ活動やワークショップを行うため、欠席する際には事前に授業担当教員に連絡すること。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
The purpose of this course is to deepen awareness of internationalization by communicating with international students. In this seminar, we will discuss through international students and group activities whether communication activities are possible in various Japanese language activities (such as requesting, refusing, and inviting). In this context, in promoting intercultural communication, students will understand the characteristics of Japanese and consider the communication skills necessary for mutual understanding with international students.