学部・大学院区分学部
時間割コード0024511
科目区分基礎セミナー
科目名 【日本語】基礎セミナーB
科目名 【英語】First Year Seminar B
主担当教員 【日本語】岩崎 雄吾
主担当教員 【英語】IWASAKI Yugo
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅱ 木曜日 5時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,初年次生を大学教育へ導入し,自立した学習能力を身につけるとともに,文・理に共通した基礎的学力や技能を養うために,多面的な知的トレーニングによって,コモンベーシックとしての読み,書き,話す能力のかん養を図るとともに,真理探究の方法と面白さを学ぶことが目的である。
セミナーのテーマは「キッチンバイオケミストリー」で、そののねらいは、身の回りの食品加工に関する技術や原理を実感し、理解することである。
授業の構成
身の回りには生物反応や化学反応を応用した食品がたくさんあります。
本セミナーでは、対象を食品に絞り、その製造、加工原理を簡単な実験や観察を通して実際に体験します。
また食品に関するトピックについて自ら調べ、発表・討論を行います。

実施内容(昨年度の例)
1. 砂糖の化学:甘さの定量化
2. 油の化学:物理的作用による乳脂肪の分離
3. チーズの化学1 乳たんぱくの酸による凝集反応
4. チーズの化学2 乳たんぱくの酵素による凝集反応
5. 微生物の作用. ヨーグルトからの乳酸菌の単離と観察、およびヨーグルト製造
6. 微生物の作用. 納豆からの納豆菌の単離と観察、および納豆の製造
7. 大豆たんぱく質の塩析現象. 豆腐はなぜ固まるか
8. ふくらし粉とかんすいの化学
9. ジュール熱を利用した電気式パン製造装置

(注)今年度は新型コロナウイルス の感染状況を考慮し、座学やグループワークを中心とした授業になります。また、状況が許せば、安全策を講じた上でいくつかの実験を行います。
履修条件・関連する科目
関連する科目:生化学・有機化学・分子生物学
成績評価の方法と基準
出席および討論への参加度、発表の良否
教科書・テキスト
特になし
参考書
必要に応じて授業で紹介する。
注意事項
個々の学生の専門性は問わない。好奇心旺盛な学生を歓迎する。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
This course is designed to develop students' capabilities in the basic disciplines of reading, writing, and speaking through wide-ranging intellectual training and to help students learn both how to pursue truth and how interesting such an activity can be.
 The main topic of this seminar is "Kitchen Biochemistry". The objectives of this course are to understand various technologies underlying food production in our daily life.