学部・大学院区分学部
時間割コード0024506
科目区分基礎セミナー
科目名 【日本語】基礎セミナーB
科目名 【英語】First Year Seminar B
主担当教員 【日本語】武田 浩一
主担当教員 【英語】TAKEDA Koichi
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅱ 木曜日 5時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,初年次生を大学教育へ導入し,自立した学習能力を身につけるとともに,文・理に共通した基礎的学力や技能を養うために,多面的な知的トレーニングによって,コモンベーシックとしての読み,書き,話す能力のかん養を図るとともに,真理探究の方法と面白さを学ぶことが目的である。
セミナーのテーマ:人工知能
授業の構成
1.オリエンテーション
 講義概要(授業)と、個人発表・グループ発表などのセミナー活動予定を説明する。
2.受講者各自の研究テーマ設定
 教員と受講者により研究テーマを決定する、
  (1)そのテーマに対する自分の視点(批判、応援、利用など)
  (2)テーマに関連する環境や諸問題の調査
  (3)課題解決において実現されている施策や手法と今後の展望
 を各自発表する。受講者は自己紹介をして、興味のあるテーマについて述べる。
 研究テーマ例:人工知能と自動運転、人工知能による金融変革、ゲームの人工知能
3.グループごとのテーマ設定
 2.の結果を参考に、グループ毎に自由に研究テーマを設定し、テーマの趣旨、
 研究の目的、研究の方法、などについて説明する。
4.研究経過報告と検討
 グループ毎に研究の進捗を報告し、全体で討論を行う。
5.研究発表
 研究の目的、現状と問題点・解決策、今後の課題や展望、について発表する。
2のテーマについて5回の個人発表を行い、3-5のサイクルをグループを変えて2度実施する。必要に応じて教員から補足的な説明(授業)を行うことがある。

***今年度は遠隔授業を実施するため、3、4のグループ討議のかわりに、毎回公開されている人工知能サービスを各人で体験し、その観察結果を報告するとともに、人工知能サービス特徴や利便性、将来の発展性などについて議論する方式をとる。

毎回の授業後にその感想を簡単なレポートとして提出する。
参考文献:(*印は中央図書館で貸出可能)
(1) 丸山俊一. NHK取材班編著,「AI以後:変貌するテクノロジーの危機と希望」(2019.10)
(2)* 木野仁, 「ロボットとシンギュラリティ:ロボットが人間を超える時代は来るか」 (2019.9)
(3) *日本経済新聞社編,「AI 2045」, 日本経済新聞出版社 (2018.6)
履修条件・関連する科目
履修条件は要さない。
成績評価の方法と基準
出席、発表内容、議論への参加、レポートを総合的に評価して判定する。
出席状況が最低水準を満たさない時は「W(欠席)」として扱う。
教科書・テキスト
教科書は用いない。必要な情報は授業で提示する。
参考書
参考書は用いない。授業で用いた主な内容については参考文献を提示する。
注意事項
人工知能について興味のあるテーマを自分なりに考えておくこと。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
In this seminar, the students will be introduced to acquire the fundamental skills for reading, writing, and communicating with others to pursue the quest for truth in the university. We will investigate the technical and societal impact of artificial intelligence as the course topic and practice the self-learning study, presentation, and discussions.

技術的に深入りせずに人工知能についての理解を深めるとともに、個人あるいはグループで資料を調べ、課題や解決法などをまとめ発表するスキルを養うことを目的とする。