学部・大学院区分学部
時間割コード0024505
科目区分基礎セミナー
科目名 【日本語】基礎セミナーB
科目名 【英語】First Year Seminar B
主担当教員 【日本語】高野 雅夫
主担当教員 【英語】TAKANO Masao
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅱ 木曜日 5時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,初年次生を大学教育へ導入し,自立した学習能力を身につけるとともに,文・理に共通した基礎的学力や技能を養うために,多面的な知的トレーニングによって,コモンベーシックとしての読み,書き,話す能力のかん養を図るとともに,真理探究の方法と面白さを学ぶことが目的である。
セミナーのテーマ:めざせソーシャルビジネス
フィールドワークを通して社会課題を深くとらえ、それをビジネスの形で解決する手法を学び考えます。
授業の構成
ソーシャルビジネスとは、例えば、途上国の農村の貧困を解決するためのフェアトレード事業、地球温暖化対策となる再生可能エネルギーによる発電事業、生態系を開発から保護しつつ経済的なメリットもあるエコツーリズム事業などその分野は多岐にわたります。社会問題・課題を解決するためにもおカネが必要です。それを自前で調達しながら、自分の暮らしの稼ぎも得る。それがソーシャルビジネスです。このセミナーでは、オンラインインタビューを通して実際の起業家に会い、体感し、自分の社会課題に対する問題意識を高め、将来の進路を考えるものです。
授業内容
オンライン(Zoom)と対面授業を組み合わせて行います。第1回は対面授業で行います。ただしCOVID-19感染状況によってはすべてオンラインになる可能性があります。
1) ソーシャルビジネス起業家にオンラインインタビュー
実際にソーシャルビジネスを実践されている起業家とオンラインでつないでお話を聞きます。豊田市足助地区、旭地区で、獣害対策を兼ねて野生動物の肉料理を出すジビエカフェ、手入れが遅れている人工林の間伐材で薪を生産して販売する事業、利益を地域課題解決のために還元する電気の小売事業、耕作放棄地をうまないためのCSA(Community Supported Agriculture)としての集落営農、さまざまなソーシャルビジネスを育てるコワーキングスペースなどを予定。
2) セミナー
教科書を読むとともに、それぞれが関心のある社会課題とその解決への取り組みについて調べてきて発表します。
3) 個人フィールドワーク
それぞれが関心のあるソーシャルビジネスなどについて、授業時間以外で個別にフィールドワークを行い、その結果をセミナーで報告します。
4) ビジネスアイデア発表
自分が選んだ社会課題についてそれをソーシャルビジネスで解決するためのビジネスアイデアを考え発表します。
履修条件・関連する科目
社会課題・問題の解決に興味関心があること
成績評価の方法と基準
出席40%、セミナー中の個人発表の内容30%、最終発表の内容30%の重みで評価します。
教科書・テキスト
高野雅夫編著『持続可能な生き方をデザインしよう』明石書店2017年→さまざまな分野でのソーシャルビジネス実践家が活動を紹介している。
参考書
必要に応じて授業で示す。
注意事項
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
Courses designed to develop students' capabilities in the basic disciplines of reading, writing, and speaking through wide-ranging intellectual training and to help students learn both how to pursue truth and how interesting such an activity can be.

ソーシャルビジネスをやっている起業家たちは自分の人生をかけて仕事をしています。そういう人たちと交流することはみなさんの将来を考える上でとても役に立つと思います。あなたも大学時代に人生をかけるべき仕事を見つけてください。