学部・大学院区分学部
時間割コード0024223
科目区分言語文化
科目名 【日本語】フランス語4
科目名 【英語】French 4
主担当教員 【日本語】新井 美佐子
主担当教員 【英語】ARAI Misako
単位数1.5
開講期・開講時間帯Ⅱ 木曜日 2時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,専門的学習のツールとして外国語の能力を高め,異文化理解を深めて,国際社会に相応しい教養を育むことが目的である。
ねらい:言語文化科目「フランス語1、2、3、4」では、基礎的文法事項を学ぶ授業と、発音・講読・会話・作文などの能力向上に重点を置く授業との計週2コマの学習を通じ、フランス語の基礎的力を身につける。上記二種の授業の並行受講によって、「読む・書く・聞く・話す」をバランスよく養成し、運用力を修得する。また、フランス語圏の社会や文化にも触れ、関連知識の獲得を目指す。
授業の構成
 春学期木曜2限の授業から継続し、一年かけてフランス語の初級文法を修得する。教科書に沿って授業を進め、初級文法の基本事項として一般に了解されているものをもれなく学ぶ。
 秋学期第1講目は、春学期の復習を兼ねて、春学期末試験の解説をする予定である。
 何についても言えることだが、語学も積み重ねが重要である。初めは「名詞」から、次にそれを修飾する「形容詞」、その後「動詞」、ごく単純な「S‐V構文」、「否定文」、「疑問文」‥と既習事項を少しずつ発展させていく。予習は特に必要ないので、授業には集中して、文法=フランス語の仕組みを「理解する」よう努めてもらいたい。理解しないまま、ただ覚えようとするのは、効率的ではない。
 同じように、授業中あるいは宿題として、テキストに載っている練習問題をやってもらうが、その際、テキストの文法説明をよく読み、必要であれば辞書を引いて、理解しながら自分で答えることが大切である。
 学期末試験の準備として、「基礎的な」文法事項を覚えることは必要だが、たくさんの単語のつづりを頭に詰め込むようなことは求めない。繰り返しになるが、「(丸)暗記できているか」ではなく、「理解できているか」を問う出題になる。
 皆さんが将来、仕事はもちろん、それ以外の場面でも、フランス語を使う機会に遭遇した時、辞書を片手に文法書(できればこの授業のテキストを取っておいて、書き込みが加えられたオリジナルの文法書として使って欲しい)をざっと読み返せば、再度一から学習しなくても、取りあえずの読み書きができる‐これが、この授業のいわば「本当の」目的である。
 フランス語は、フランスのみならずヨーロッパやアフリカなどの複数の国で、さらに国連はじめ多くの国際機関で、公用語に採用されている。フランス語を身につけるということは、単なる言語の習得にとどまらず、新しい視点や広い視野の獲得にもつながる。こうしたことも念頭に置きつつ、真摯に学んで欲しい。
履修条件・関連する科目
会話・講読などの実践に重点を置く、秋学期火曜2限の授業と相互補完の関係にある。
成績評価の方法と基準
平常点(20%)ならびに学期末試験(80%)。履修取り下げ制度は採用しない。
学期末試験受験者=A+、A、B、C、C-、Fのいずれかの評価とする。
学期末試験欠席者=「W(欠席)」とする。
教科書・テキスト
『新CDフランス語文法』大木充 他著 朝日出版社
参考書
授業中に適宜指示する。
注意事項
テキストの練習問題に取り組む等、毎回の授業の復習を積み重ねることが学習内容の定着につながる。
なお、春学期と同様の授業形態(ZOOM)を予定している。この授業に関するアナウンス・連絡はNUCTを通じて原則行うので、留意して確認のこと。
本授業に関する参照Webページ
http://french.ilas.nagoya-u.ac.jp/
担当教員からのメッセージ
The aim of this course is to study elementary French grammar in one year.