学部・大学院区分学部
時間割コード0024120
科目区分理系教養科目
科目名 【日本語】環境問題と人間
科目名 【英語】Environment and Human Interface
主担当教員 【日本語】村瀬 潤
主担当教員 【英語】MURASE Jun
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅱ 木曜日 1時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,自然科学系分野の諸現象について,それらの諸現象を学際的,総合的に分析,把握する能力を育むとともに,他の学問分野との関連性について理解することが目的である。
地球上の自然環境を構成する気圏,水圏,地圏と人間を含む生物圏の特性およびそれらの相互作用に関する科学的な基礎知識を身につけるとともに,人為的行為が自然環境にどのような負荷を与えているかを判断し,環境問題の解決に向けて人類がどの様に対処すべきなのか,自らの考えを説明できることが本授業の目標である。
授業の構成
下記は授業を箇条書きで整理したものであり,必ずしも毎回の講義内容と対応はしない.
1)地球大気の成り立ちと二酸化炭素問題 
2)大気汚染問題
3)原発事故と放射能汚染問題  
4)大気循環と越境環境問題(1)
5)大気循環と越境環境問題(2)
6)土地利用と気候
7)環北極域の環境変動
8)文明と土壌
9)近代史に見る土壌汚染(酸性雨,重金属汚染)
10)農業と土壌環境問題
11)地球温暖化と土壌
12)成長の限界を考える
13)試験および講評・解説等
履修条件・関連する科目
なし
成績評価の方法と基準
毎講義の参加(質問・意見)および講義後の小レポートの提出により評価する。
レポートを提出しない者は,欠席扱いとする.
教科書・テキスト
教科書は指定しないが,毎回の授業で講義資料を配布する。
参考書
ジム・ラブロック著 地球生命圏 ガイアの科学 工作舎 ISBN-10: 4875020988
ドネラ・Hほか著 成長の限界 人類の選択  ダイヤモンド社 ISBN-10: 4478871051
ヴァーノン・ギル・カーター、トム・デール 著 土と文明 家の光協会 ISBN-10: 4259544683
注意事項
zoomを使ったリアルタイムでの遠隔授業を実施する予定です。
通信トラブルなどで授業の受信ができない受講生のために授業を録音してNUCTに一定期間保存します。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
Students aim at gaining the basic knowledge of the earth system consisting of atmosphere, hydrosphere, pedosphere, and biosophere including human, and being able to explain the human impact and risk on the earth and the possible measures to solve the environmental problems caused by human activities.
講義で聞く内容を頭から本当のことだと信じるのではなく,
(1)本当なんだろうか?
(2)何故そのようなことになるのだろうか?
と,常に疑問を持ちながら主体性を持って受講して下さい.